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◆◇◆◇◆ メルマ日獣 第216号 ◆◇◆◇◆

2023年3月10日(金)

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会長短信「春夏秋冬(107)」
アジア獣医師会連合(FAVA)会長としての日本、アジアそして世界との連携

令和5年2月20日(月)17時から「公益社団法人日本獣医師会藏内勇夫会長 アジア獣医師会連合(FAVA)会長就任祝賀会」を開催していただきました。 あいにく当日は衆議院予算委員会分科会が終日開催され、各省の大臣をはじめ国会議員の先生方は多忙な国会集中審議に追われる中、3省の大臣、29人の国会議員の先生方に駆けつけていただきました。 さらに関係各省・団体の幹部や賛助会員の皆様方、地方獣医師会・地方獣医師連盟の皆様方にも全国からご臨席を賜りました。

第1部の式典・記念講演では、ミュンヘン安全保障会議に出席しG7外相会議議長の大役を務められ前日帰国されたばかりの林芳正外務大臣から「藏内会長からは10年以上も前にワンヘルスの重要性を聞いていたので、もっと早く手を付けていれば新型コロナももっと上手く対処できた。 福岡を拠点としてワンヘルスを推進していただき、次の未知の感染症にしっかり対応していただきたい。」との発起人のご挨拶を頂戴しました。 続いて、発起人で福岡県出身の旧友であるタマホーム(株)の玉木康裕会長からは「最初にワンヘルスと聞いたときには犬の健康の話かと思った。藏内会長は夢を持っているので、日本からアジア、世界に向けて夢を実現していただきたい。」と昔話を含めたエピソードをご紹介いただきました。 その後、ご来賓として、野村哲郎農林水産大臣からビデオメッセージ、西村明宏環境大臣から祝辞、加藤勝信厚生労働大臣からメッセージ、松本吉郎日本医師会会長から祝辞を頂戴しました。

最後に、横倉義武日本医師会名誉会長から「福岡県南部の田舎出身の二人が揃って会長になるようなことは2度とないと話し合って、一緒にワンヘルスに取り組もうと協定を締結した。」との発起人としてのご挨拶を頂戴しました。 その後、日本大学学長の酒井健夫顧問から「ワンヘルスに取り組む、日本獣医師会と藏内勇夫会長」と題して、今後のワンヘルス活動の発展方向など示唆に富むご講演をいただきました。

最後に私から「ワンヘルスは、10年前に私が日本獣医師会会長になった際に当時の横倉日本医師会会長と、二人で何かやろうということでスタートした。 当時は新型コロナが発生するとは思っておらず、新型インフルエンザへの備えを念頭に置いていた。ワンヘルスはFAVA会長就任の要因ともなっている。 先日、フィリピン獣医師会の依頼を受けてマルコス大統領にも直接会ってワンヘルスの重要性を訴えた。 国会でも松山政司・大家敏志・自見はなこ参議院議員から岸田総理に質問していただき、岸田総理からは福岡におけるワンヘルスの取組を高く評価していただいた。 このような国会議員の先生方の取組の成果として、近日中に「ワンヘルス推進議員連盟」を設立していただく予定である。 FAVA会長として世界中にワンヘルス活動を広めて行きたいが、そのためには政治と行政が動かないとできない。 近いうちに林外務大臣のご紹介でゲイツ財団会長のビル・ゲイツにもお会いし、国際フォーラムでの講演をお願いしたいと考えている。 FAVA会長としてのワンヘルス活動により、世界の健康を守って参りたい。」と決意の謝辞を述べさせていただき、第1部の式典を終了しました。

第2部の祝宴では、まず麻生太郎自民党副総裁、森山裕中央畜産会会長による発起人としてのご挨拶の後、ご来賓として西村康稔経済産業大臣、古屋範子公明党獣医師・動物看護師議員懇話会会長からご祝辞を頂戴しました。 その後、森英介自民党獣医師問題議員連盟会長代行から乾杯のご発声をいただき祝宴に入った後、私から改めて謝辞を述べさせていただきました。 幸いに、新型コロナウイルス感染症の第8波による新規感染者も減少傾向にあり、全国から多くの皆様方にご臨席いただき祝意を頂戴することができました。 ワンヘルスの実践は、人と動物の健康と環境の保全に医師、獣医師、環境の研究者等が連携して一体的に取り組まなければならない活動です。

新型コロナのほか新型インフルエンザや重症熱性血小板減少症候群(SFTS)などの動物由来の人獣共通感染症対策、現在国内で猛威を振るっている高病原性鳥インフルエンザ、豚熱、アフリカ豚熱、口蹄疫など越境性の家畜・家禽の悪性伝染病対策、人、動物、食品、環境などを介して世界中にまん延する薬剤耐性菌対策などに対処していくためにはワンヘルスの視点が欠かせません。 しかも、これらの課題は単に日本国内のみでなく、アジアをはじめ世界中において同時に連携して取り組まなければ解決に繋げていくことはできません。 我々獣医師によるワンヘルスなどの実践活動には、日本、アジアそして世界の広範な関係者と連携して尽力していくことが求められており、私はこのたびのアジア獣医師会連合(FAVA)会長就任祝賀会を機に、その責務を背負っていることを実感した次第です。  令和5年3月10日  公益社団法人日本獣医師会会長  藏内 勇夫

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2023年2月6日10時17分頃、中東のトルコ南東部(北緯37.2度 東経37.0度)で、マグニチュード7.8の地震が発生し、さらに9時間後の19時24分頃、ほぼ同じ場所で、再びマグニチュード7.5の地震が発生しました。 極めて激しい揺れにより多くの建物が倒壊し、トルコとシリアの2国をあわせて多くの死者4万人強、さらに多数の負傷者が報道されています(2023年2月15日現在)。

日本政府は発生直後に、国際緊急援助隊として東京消防庁のハイパーレスキュー隊員を派遣し、トルコ南部のカフラマンマラシュで倒壊した建物から被災者の救助に当たる一方、緊急物資の供与など、引き続き両国に対して現地のニーズを踏まえた支援を迅速に実施するとしています。 遡ること1890年9月、帆船エルトゥールル号で来邦したオスマン帝国の親善使節団は東京に3カ月滞在後、横浜港から自国へ出港する途中、台風接近に伴う暴風雨により和歌山県串本町紀伊大島沖で船が座礁し沈没します。その際、大島島民の子供から大人までが協力し不眠不休で乗船者の救助や介護にあたり、その後、日本海軍の軍艦が生存者を自国へ送り届けました。 一方、1985年3月、イラン・イラク戦争下において、イラクのフセイン大統領が48時間後、イラン上空を飛行する航空機への無差別攻撃を宣言した際、他国が速やかに救援機を派遣して自国民の救出にあたる一方、日本政府は憲法違反を危惧して自衛隊機の派遣を見合わせたため、テヘラン空港に日本人200人が取り残されました。定刻が迫る中、トルコ航空の特別機が到着すると自国民より日本人を優先的に救助したのです。 その後も、2011年3月に発生した東日本大震災、2011年10月にトルコ東部で発生したマグニチュード7.2大地震では、お互いに多数の緊急支援物資の提供や多額の義援金を寄付する等、133年前のエルトゥールル号の事故以来、両国の友好関係は続いています。 本会でも、このたびの震災に対し、救護活動や避難生活の中での感染症の拡大等に鑑み、本会が推進するワンヘルス救護活動等への取組みに対する支援金の募集を開始したところです。 これまでの両国の絆、さらに内戦下のシリア難民の被災支援が求められる現状に鑑み、是非とも、皆様にご支援をいただきたいと思います。

◆◇◆◇◆  第21回アジア獣医師会連合(FAVA)大会の開催について  ◆◇◆◇◆◇◆◇

◇                                           ◆

◆  第21回アジア獣医師会連合(FAVA)大会は、2022年11月11日(金)~   ◇

◇  13日(日)に福岡市のヒルトン福岡シーホークにおいて、第40回獣医学術学会    ◆

◆  年次大会と同時開催され、盛会裏に終了いたしました。                ◇

◇  多数のご参加をいただき感謝申し上げます。                     ◆

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■■■ 日本獣医師会メールマガジン(メルマ日獣)の購読について ■■■

日本獣医師会では、本メールマガジンの購読希望者を募集しています。 メルマ日獣のことを知らない獣医師の方には、メルマの内容を紹介のうえ、購読いただけるよう推薦をお願いします。 獣医師以外の方も購読可能ですのでお申し込みください。

■■■ トルコ・シリア地震ワンヘルス救護活動等への支援について ■■■

本年2月6日にトルコ南部を震源として発生したマグニチュード7.8の大地震によりトルコ及び隣国シリアにおいて多数の人命が失われた旨報道がなされております。 このような震災発生後の人と動物の救護活動、避難生活等の環境下においては、野外からの感染症に罹患するリスクが高まるとともに、避難先等密集した状況においては感染症の拡大も懸念され、本会が提唱している医学、獣医学、環境学を踏まえた、ワンヘルス・アプローチによる一体的な取組みが不可欠です。 つきましては、本地震におけるワンヘルス救護活動等への取組み等に対する支援金の募集を地方獣医師会を通じて実施することといたしましたので、ご理解とご支援を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。

■■■ ウクライナ避難民の飼育犬に対する支援について ■■■

このたびロシアの侵攻を受けて来日した避難民の飼育犬について、動物検疫の要件である、①個体識別のためのマイクロチップの挿入、②狂犬病ワクチンの2回以上接種、③抗体価の確認という条件を満たした犬について、犬等の輸出入検疫規則第4条第5項に基づき、災害救助犬等と同様に最長180日間の犬の検疫期間は健康観察、報告等を条件に、避難先等の動物検疫所外で係留を行うことが認められることとなりました。 獣医師による避難犬への支援対応については、獣医療の提供等によりウクライナ避難民の飼育動物の健康管理に寄与できること、狂犬病の侵入を懸念する一般市民の安心感の醸成に貢献できること、狂犬病予防法に基づく登録やワクチン接種等の意義・必要性をアピールする良い機会となること、本会が取り組んでいるワンヘルス活動の一環となること等から、獣医師会組織としても積極的に取り組む必要があると考えています。 このため、当該避難民の犬が飼育される予定の都道府県の地方獣医師会及び会員構成獣医師には、これらの避難犬に対する支援を行っていただき、それに要する費用については、全国の地方獣医師会及び会員構成獣医師に支援金の募集をお願いしております。地方獣医師会並びに会員構成獣医師におかれましては、本活動に対し、ご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

■■■ 女性獣医師応援ポータルサイト―女性獣医師の「いきいきと働く」を応援します!―の開設について ■■■

日本獣医師会では、女性獣医師の就業を支援する「女性獣医師応援ポータルサイト-女性獣医師の『いきいきと働く』を応援します!-」を開設しました。 本会ホームページのトップページにリンクのアイコンを掲載しています。 ぜひご覧ください。

■■■ 獣医学術学会年次大会の開催について ■■■

令和4年度の獣医学術学会年次大会は、令和4年11月11日(金)~13日(日)に福岡市のヒルトン福岡シーホークにおいて、第21回アジア獣医師会連合(FAVA)大会と同時開催されました。多数のご参加をありがとうございました。 令和5年度の獣医学術学会年次大会は、令和5年12月1日(金)~3日(日)に神戸市の神戸国際会議場において開催予定です。

■■■ 動物感謝デー in JAPANについて ■■■

2022動物感謝デーについては、10月1日(土)に東京都上野恩賜公園にて動物愛護週間中央行事(屋外行事)と同時開催されました。 たくさんのご参加ありがとうございました。 2023動物感謝デーについては、11月23日(祝)に東京都上野恩賜公園にて動物愛護週間中央行事(屋外行事)と同時開催の予定です。 動物感謝デーのサイト:http://doubutsukansha.jp/

■■■ 日本獣医師会ホームページ更新情報 ■■■

日本獣医師会ホームページの最近の掲載情報で、特に獣医師を含め関係者の方々に読んでいただきたいものを紹介します。

◆トップページの上段に、新型コロナウイルス感染症についてのリンクを設けました。

コロナウイルス感染症関係情報を掲載しています。

◆トピックスに「マイクロチップ登録制度運用機関において管理されている登録情報の法定登録への移行について」を掲載しています。

◆トピックスに令和3年度「女性獣医師等就業支援研修」開催のお知らせを掲載しています。

◆トピックスに日本獣医学生協会(JAVS)からのお知らせを掲載しています。

◆トピックスで、令和2年度獣医学術学会年次大会オンラインセミナーについて動画を掲載しています。

◆新着情報・人材募集に、臨床獣医師、公務員等の獣医師及び大学教員等の募集を多数掲載しています。

◆学会・セミナーの開催についての広報は、新着情報の他、それぞれ、学会・セミナーに移してまとめましたのでご確認ください。

  • 主要会議・委員会の開催状況

このコーナーには、日本獣医師会の総会、理事会等の議事概要を掲載します。

  • 部会活動等

日本獣医師会では、職域別部会制の下で、委員会活動が行われそれぞれの職域における施策が検討されています。 ここでは、開催された部会委員会の会議概要を順次掲載しています。前期部会委員会の報告書も掲載いたします。 なお、特別委員会、部会委員会における検討の成果を踏まえ、関係省庁等への要請活動を含め各般の事業活動を行っています。

  • 地区学会・大会関連情報の広報を希望する場合は、広報を希望する内容等をPDFファイルで送付していただくか、または、リンク先を教えていただければ、掲載することが可能です。

◆獣医学に関する学会・セミナー・研究会等の開催を計画されている方で、開催情報の日本獣医師会会員サイトでの紹介を希望する場合は、下段の学会・セミナーのアイコンから学会セミナー情報の「掲載申込フォーム」の項目を入力し、できるだけ早めに申し込んでください。  (人材募集の掲載も同様に申し込めます。)

  • 【獣医師生涯研修事業に関するお知らせ】

2021年度(令和3年度)に取得したポイント(研修実績)の申告は令和4年7月31日(日)をもって締め切りました。

獣医師生涯研修事業に関するお知らせは、ホームページ左欄の「獣医師人材養成」に取りまとめました。

Eメールアドレスの登録がお済みでない方には各種連絡事項がお伝えできませんので、センターシステム(https://vcep.nichiju.or.jp/ )から早めにアドレスをご登録ください。

  • 【英語版サイトに関するお知らせ】

海外の方々への情報提供のために、英語版の日本獣医師会ホームページを開設しました。

トップページ右肩の”English”の表示からアクセスできます。

日本獣医師会とその活動(アジア地域臨床獣医師総合研修事業等の国際交流事業等)に関する情報が英文で掲載されています。

■■■ 日本獣医師会雑誌(日獣会誌)3月号について ■■■

★3月号は3月10日ごろ発送いたしました。主な内容は以下のとおりです。

  • 論説:国内外の家畜伝染病事情と動物衛生研究部門の取組状況  勝田 賢
  • 会議報告:第21 回アジア獣医師会連合(FAVA)大会及び第40 回日本獣医師会獣医学術学会年次大会(令和4 年度)の開催(詳報)
  • 解説・報告:─獣医療とコミュニケーション(ⅩⅣ)─ メンタルヘルス型コミュニケーション~誰も傷つけない誰も傷つかないために、人間関係をどのようにしていくか~
  • 工藤智徳 :獣医師の就業環境の未来を考える ─すべての獣医師が働きやすい職場づくりに向けた取組(Ⅲ)─ 宮崎県獣医師会女性獣医師委員会の活動について
  • 奥山真智子:日本における犬用ワクチンの製造状況とその副作用 平山紀夫 他
    紹介:WVA ニュースレター ─ 2023年1月
    獣医師生涯研修事業のページ:Q&A 公衆衛生編
    日本獣医師会獣医学術学会誌公開論文の紹介

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住所・勤務先等に変更のある方は、

所属先の都道府県市獣医師会に必ず連絡してください。

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※日本獣医師会メールマガジン(メルマ日獣)は、メールマガジンの購読を申し込まれた方に対する情報の提供に加え、弊会主催の各種事業等に参加・協力・指導いただいた獣医師の方を含め関係者の方々、更に、その他本会に関係する省庁・自治体・団体・企業等の方々に、日本獣医師会の活動の一端を紹介させていただくためにお送りしています。

※メールアドレスの変更・追加・配信停止等の必要の際はお手数ですが、webmaster@nichiju.or.jp までご連絡ください。

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メルマ日獣は、毎月発行し、最新の情報をタイムリーにお知らせします。 ご愛顧の程お願いします。

獣医師以外の一般市民の方々もこのメールマガジンの利用が可能ですので、獣医師会の活動状況をお知りになりたい方は、お申し込みください。  また、配信を希望される方をご紹介願います。

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◆公益社団法人 日本獣医師会ホームページ  http://nichiju.lin.gr.jp/

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公益社団法人 日 本 獣 医 師 会

Japan Veterinary Medical Association

―いのちみつめる。いのち育む。―

Tel:03-3475-1601 Fax:03-3475-1604

お問合せ:ask@nichiju.or.jp

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◆◇◆◇◆ メルマ日獣 第215号 ◆◇◆◇◆

2023年2月6日(月)

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会長短信「春夏秋冬(106)」

ワンヘルスを主導する獣医師の大きな役割と責務

政府の新型コロナウイルス感染症対策本部は1月27日、新型コロナウイルス感染症について5月8日以降、現在の「新型インフルエンザ等感染症」(2類相当)から5類に移行することを決定しました。 これにより、感染者や濃厚接触者の法的な待機期間はなくなり、医療費の公費負担についても段階的に縮小されますが、ワクチンの無料接種は当面継続されると説明されています。 本感染症は50歳代以下では重篤化や死亡する事例は少ないことから、若年層ではワクチンを不要とする意見もありますが、ワクチン接種による集団免疫の向上により重篤化しやすい高齢者を守る効果はあります。 いずれにしても、今後の本感染症の防疫は、ワクチン接種やマスクの効果的な着用等、国民一人ひとりの判断と行動に委ねられることになります。 家畜においても豚熱のワクチン接種について議論されています。 本病は平成30年に26年ぶりに国内で再発して以降、16県159農場355千頭で発生・殺処分が行われ、32都府県の野生イノシシで感染が確認され、北海道及び九州を除く39都府県で飼養豚にワクチン接種が行われています。 豚熱ワクチンは感染防御が期待できる有効なワクチンであり、家畜伝染病予防法に基づく知事命令により家畜防疫員と知事認定獣医師が接種推奨地域の飼養豚全頭を対象に接種を行っています。 しかし、万が一九州の野生イノシシに感染が確認された場合には、家畜防疫員等のみによる迅速なワクチン接種が困難になると見込まれることから、昨年12月23日に「豚熱に関する特定家畜伝染病防疫指針」が改正され、家畜防疫員等による指示・監督の下に獣医師ではない農場の飼養衛生管理者が豚熱ワクチンを接種することが可能とされました。 本会としては、今回の措置は獣医師法第17条の規定の緊急非常時における例外的な運用として許容せざるを得ませんが、真に農場の診療を担っている農場管理獣医師の指示・監督の下に接種する体制の構築を急ぐとともに、農林水産省にも支援を要請して参ります。 家禽においても鳥インフルエンザワクチンの接種について議論されています。 今冬は高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)が昨年10月の早期から発生し、本年2月1日までに25道県71事例1,249万羽の大発生・殺処分となっており、養鶏業者等から豚熱と同様のワクチン接種を求める声が大きくなっています。 しかし、鳥インフルエンザワクチンは、新型コロナワクチンと同様に、感染防御はできず発症抑制や症状の軽減を目的としたワクチンです。 人の新型コロナワクチンの場合は、上記のとおり重篤化や死亡の抑制のために接種は有効ですが、産業動物である家禽の場合には全く異なった対応となります。

即ち、仮に家禽にワクチンを使用した場合には、野外ウイルスの潜在化を防止するためにワクチン接種鶏群の中から野外ウイルス感染鶏群を摘発・淘汰する目的で膨大な検査と防疫対応を強いられることになります。 しかも、47日齢で出荷されるブロイラーにワクチンを接種しても、有効な抗体価が得られる頃には出荷されるため、国内の家禽の半分はワクチン接種が行われず、かえって継続的なHPAIの発生を繰り返すことになります。 このため、「HPAIに関する特定家畜伝染病防疫指針」においては予防的なワクチン接種は行わず、早期の摘発・淘汰が実施されています。 更に、HPAIウイルスの潜在化は、中国や東南アジアで見られた鶏から人への直接感染、豚への感染を介した人の新型インフルエンザの出現などが懸念されることから、HPAI防疫はまさにワンヘルスの概念に基づく人獣共通感染症への対応が求められる典型的な事例と言えます。

このように感染症に対するワクチンの使用だけでも、人や愛玩動物と家畜・家禽など接種対象動物の違い、感染症の重要性やワクチンの性能の違いなどを考慮してそれぞれに異なった対応が求められます。 そのために私たちは、ワンヘルス条例を制定し、更に国にワンヘルスの法制化を求め、感染源・感染経路・宿主にわたる隙間のない防疫対応を可能とするとともに、人と動物と環境が共生する社会の構築に向けて国民一人ひとりがこれまで以上に目を向ける機会が増え、行動変容が更に進むことを期待しています。 私たち獣医師には、ワンヘルスを主導する専門家としての大きな役割と責務があるものと考えています。  令和5年2月6日  公益社団法人日本獣医師会会長  藏内 勇夫

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受験シーズンの到来です。我が家の次男も高校受験。楽天家の彼も年末から同級生の目の色が変わってきたらしく、ようやくエンジンがかかったようですが、遅きに失することのないよう尻を叩く、毎日です。  昨年末、息子とともに近隣の公立校の説明会に参加しました。  同校は、過去に何度か甲子園に出場し、県外からも入部の希望者が絶えず、多数の部員を抱えていたマンモス野球部が有名で、同部員は地元の誇りでもありました。当時の活気ある練習風景を期待して来校したものの、広いグランドの端の方で野球部員十数人が静かにキャッチボールする姿には、何とも言えない寂寥感が漂っていました。  また校内には通常の授業に使用されない、空き部屋がとにかく多いことに驚きました。近年の少子化により定員割れの高校も多く、募集人数を減らしたり、公立校では統廃合を行う等学校の運営や生徒集めに苦慮しているようです。  それには、進学、就職に有益な授業の実施、活気ある部活、ボランティアなどの課外活動の充実など、それぞれの高校が特色と魅力ある教育現場とすることが急務などと、身近で良く耳にする某専門職系大学の対応策を無意識に思い浮かべ一人苦笑しました。  息子と言えば、他校にない学食メニューのレパートリーに魅力を見出したようです。  一方、先日は、私立高校の試験に同伴し、保護者参加の1対2の面接に臨みました。普段、職員採用等の面接する側ですが、今回はされる側。緊張する息子の隣で何を聞かれるやらと興味深々でおりました。質問は一方的に息子に投げかけられ、一つ一つの問いかけに右往左往して返答する息子を横目に、“前を見てゆっくり話せ”“その応えはダメだ”などと、心の中で叫ぶこと15分。退出後、「どうだった」と聞く息子に、「途中でタオルを投げたかった」と一言。無言のセコンドの如く、面接を終えたのでした。  ともあれ1カ月後には、良くも悪くも結果が出て、春から新たな生活を迎えるのでしょう。  新たな友人ができる頃には、新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが季節性インフルエンザと同じ「5類」に見直されているようですが、本感染症がいち早く収束し、行動制限のない、のびのびとした高校生活が送れることを心から願っています。

◆◇◆◇◆  第21回アジア獣医師会連合(FAVA)大会の開催について  ◆◇◆◇◆◇◆◇

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◆  第21回アジア獣医師会連合(FAVA)大会は、2022年11月11日(金)~   ◇

◇  13日(日)に福岡市のヒルトン福岡シーホークにおいて、第40回獣医学術学会    ◆

◆  年次大会と同時開催され、盛会裏に終了いたしました。                ◇

◇  多数のご参加をいただき感謝申し上げます。                     ◆

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■■■ ウクライナ避難民の飼育犬に対する支援について ■■■
このたびロシアの侵攻を受けて来日した避難民の飼育犬について、動物検疫の要件である、①個体識別のためのマイクロチップの挿入、②狂犬病ワクチンの2回以上接種、③抗体価の確認という条件を満たした犬について、犬等の輸出入検疫規則第4条第5項に基づき、災害救助犬等と同様に最長180日間の犬の検疫期間は健康観察、報告等を条件に、避難先等の動物検疫所外で係留を行うことが認められることとなりました。 獣医師による避難犬への支援対応については、獣医療の提供等によりウクライナ避難民の飼育動物の健康管理に寄与できること、狂犬病の侵入を懸念する一般市民の安心感の醸成に貢献できること、狂犬病予防法に基づく登録やワクチン接種等の意義・必要性をアピールする良い機会となること、本会が取り組んでいるワンヘルス活動の一環となること等から、獣医師会組織としても積極的に取り組む必要があると考えています。

このため、当該避難民の犬が飼育される予定の都道府県の地方獣医師会及び会員構成獣医師には、これらの避難犬に対する支援を行っていただき、それに要する費用については、全国の地方獣医師会及び会員構成獣医師に支援金の募集をお願いしております。地方獣医師会並びに会員構成獣医師におかれましては、本活動に対し、ご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

■■■ 女性獣医師応援ポータルサイト―女性獣医師の「いきいきと働く」を応援します!―の開設について ■■■

日本獣医師会では、女性獣医師の就業を支援する「女性獣医師応援ポータルサイト-女性獣医師の『いきいきと働く』を応援します!-」を開設しました。 本会ホームページのトップページにリンクのアイコンを掲載しています。 ぜひご覧ください。

■■■ 獣医学術学会年次大会の開催について ■■■

令和4年度の獣医学術学会年次大会は、令和4年11月11日(金)~13日(日)に福岡市のヒルトン福岡シーホークにおいて、第21回アジア獣医師会連合(FAVA)大会と同時開催されました。多数のご参加をありがとうございました。 令和5年度の獣医学術学会年次大会は、令和5年12月1日(金)~3日(日)に神戸市の神戸国際会議場において開催予定です。

■■■ 動物感謝デー in JAPANについて ■■■

2022動物感謝デーについては、10月1日(土)に東京都上野恩賜公園にて動物愛護週間中央行事(屋外行事)と同時開催されました。 たくさんのご参加ありがとうございました。 2023動物感謝デーについては、11月23日(祝)に東京都上野恩賜公園にて動物愛護週間中央行事(屋外行事)と同時開催の予定です。

動物感謝デーのサイト:http://doubutsukansha.jp/

■■■ 日本獣医師会ホームページ更新情報 ■■■

日本獣医師会ホームページの最近の掲載情報で、特に獣医師を含め関係者の方々に読んでいただきたいものを紹介します。

◆トップページの上段に、新型コロナウイルス感染症についてのリンクを設けました。コロナウイルス感染症関係情報を掲載しています。

◆トピックスに「マイクロチップ登録制度運用機関において管理されている登録情報の法定登録への移行について」を掲載しています。

◆トピックスに令和3年度「女性獣医師等就業支援研修」開催のお知らせを掲載しています。

◆トピックスに日本獣医学生協会(JAVS)からのお知らせを掲載しています。

◆トピックスで、令和2年度獣医学術学会年次大会オンラインセミナーについて動画を掲載しています。

◆新着情報・人材募集に、臨床獣医師、公務員等の獣医師及び大学教員等の募集を多数掲載しています。

◆学会・セミナーの開催についての広報は、新着情報の他、それぞれ、学会・セミナーに移してまとめましたのでご確認ください。

  • 主要会議・委員会の開催状況  このコーナーには、日本獣医師会の総会、理事会等の議事概要を掲載します。
  • 部会活動等  日本獣医師会では、職域別部会制の下で、委員会活動が行われそれぞれの職域における施策が検討されています。ここでは、開催された部会委員会の会議概要を順次掲載しています。前期部会委員会の報告書も掲載いたします。なお、特別委員会、部会委員会における検討の成果を踏まえ、関係省庁等への要請活動を含め各般の事業活動を行っています。
  • 地区学会・大会関連情報の広報を希望する場合は、広報を希望する内容等をPDFファイルで送付していただくか、または、リンク先を教えていただければ、掲載することが可能です。

◆獣医学に関する学会・セミナー・研究会等の開催を計画されている方で、開催情報の日本獣医師会会員サイトでの紹介を希望する場合は、下段の学会・セミナーのアイコンから学会セミナー情報の「掲載申込フォーム」の項目を入力し、できるだけ早めに申し込んでください。  (人材募集の掲載も同様に申し込めます。)

  • 【獣医師生涯研修事業に関するお知らせ】

2021年度(令和3年度)に取得したポイント(研修実績)の申告は令和4年7月31日(日)をもって締め切りました。    獣医師生涯研修事業に関するお知らせは、ホームページ左欄の「獣医師人材養成」に取りまとめました。 Eメールアドレスの登録がお済みでない方には各種連絡事項がお伝えできませんので、センターシステム(https://vcep.nichiju.or.jp/ )から早めにアドレスをご登録ください。

  • 【英語版サイトに関するお知らせ】

海外の方々への情報提供のために、英語版の日本獣医師会ホームページを開設しました。 トップページ右肩の”English”の表示からアクセスできます。日本獣医師会とその活動(アジア地域臨床獣医師総合研修事業等の国際交流事業等)に関する情報が英文で掲載されています。

■■■ 日本獣医師会雑誌(日獣会誌)2月号について ■■■

★2月号は2月10日ごろ発送いたしました。主な内容は以下のとおりです。

  • 論説:動物用医薬品の適切な使用で,フェアな獣医療を  嶋崎智章
  • 会議報告:令和 4 年度 第 4 回理事会の開催
  • 解説・報告:─獣医療とコミュニケーション(ⅩⅢ)─ 獣医師として行える支援の実践と課題
  • 今井 泉:獣医師の就業環境の未来を考える ─すべての獣医師が働きやすい職場づくりに向けた取組(Ⅱ)─ 男女ともに獣医師が働きやすい環境づくりのために ~女性獣医師特定理事そして女性獣医師委員会の設置~
  • 白岩利惠子 他:獣医療訴訟における獣医師の過失と診療簿の意義
  • 牧野ゆき行政・獣医事:「獣医師及び獣医療に関する施策の整備・充実に関する要請」等について
  • 獣医師生涯研修事業のページ:Q&A 小動物編
  • 日本獣医師会獣医学術学会誌公開論文の紹介

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住所・勤務先等に変更のある方は、

所属先の都道府県市獣医師会に必ず連絡してください。

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※日本獣医師会メールマガジン(メルマ日獣)は、メールマガジンの購読を申し込まれた方に対する情報の提供に加え、弊会主催の各種事業等に参加・協力・指導いただいた獣医師の方を含め関係者の方々、更に、その他本会に関係する省庁・自治体・団体・企業等の方々に、日本獣医師会の活動の一端を紹介させていただくためにお送りしています。

※メールアドレスの変更・追加・配信停止等の必要の際はお手数ですが、webmaster@nichiju.or.jp までご連絡ください。

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メルマ日獣は、毎月発行し、最新の情報をタイムリーにお知らせします。 ご愛顧の程お願いします。 獣医師以外の一般市民の方々もこのメールマガジンの利用が可能ですので、獣医師会の活動状況をお知りになりたい方は、お申し込みください。  また、配信を希望される方をご紹介願います。

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◆公益社団法人 日本獣医師会ホームページ  http://nichiju.lin.gr.jp/

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公益社団法人 日 本 獣 医 師 会

Japan Veterinary Medical Association

―いのちみつめる。いのち育む。―

Tel:03-3475-1601 Fax:03-3475-1604

お問合せ:ask@nichiju.or.jp

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三重県獣医師会 御中

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◆◇◆◇◆ メルマ日獣 第214号 ◆◇◆◇◆

2023年1月10日火)

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会長短信「春夏秋冬(105)」

獣医師及び獣医師会がうさぎのように飛躍する年に

新年明けましておめでとうございます。令和5年の干支は癸卯(みずのと・う)で、これまでの努力が実を結び、勢いよく成長し飛躍するような年になると期待されます。

昨年12月22日には、本会の三役及び日本獣医師連盟の役員による年末官庁挨拶回り及び次のような各省要請活動を行いました。

麻生太郎獣医師問題議員連盟会長: ①アジア獣医師会連合(FAVA)の活動、「アジア新興・人獣共通感染症センター」の設置等ワンヘルス実践活動への支援、②マイクロチップ装着・登録制度の適正な運用への改善、③愛玩動物看護師法の適正な運用及び「認定・専門獣医師制度」の構築、④公務員獣医師及び産業動物診療獣医師の確保と処遇改善

鈴木俊一財務大臣、井上貴博財務副大臣: ①公務員獣医師及び産業動物診療獣医師の確保と処遇改善のための財政措置、②人獣共通感染症対策、薬剤耐性(AMR)対策等ワンヘルスの実践体制の構築への支援

林 芳正外務大臣: アジアにおける新興・再興感染症対策等ワンヘルスの実践活動のため、アジア獣医師会連合(FAVA)の活動、FAVAワンヘルス福岡オフィスの運営等への支援

藤丸 敏内閣府副大臣、自見はなこ内閣府大臣政務官: ①300円の登録手数料の改正等マイクロチップ装着・登録制度の適正な運用への改善、②こども家庭庁設置に伴うこども教育、子育て施策として学校動物飼育における獣医師の指導体制の構築

農林水産省: ①産業動物診療獣医師及び公務員獣医師の確保と処遇改善、②愛玩動物看護師法の適正な運用、「認定・専門獣医師制度」の構築と専門獣医師の名称等に関する広告制限の緩和、③豚熱、アフリカ豚熱等越境性感染症に対する防疫体制の強化及び動物由来の人獣共通感染症に対するワンヘルス実践体制の構築

環境省: マイクロチップ装着・登録制度について次期の動物愛護管理法の改正において、①販売用以外の犬・猫全頭についての装着・登録の義務化、②運用上の制約が多い現行の「環境大臣の登録」から「(AIPOなど)民間の指定登録機関の登録」への変更、③狂犬病予防法に基づく犬の登録原簿との一体的な運用、④300円の登録手数料の適正な金額への改正

厚生労働省: ①人獣共通感染症対策、薬剤耐性(AMR)対策等ワンヘルスの実践体制の構築及び医師会と獣医師会等への活動支援、②狂犬病の侵入防止をはじめとした緊急時対応体制の構築と、犬の登録原簿とマイクロチップ登録情報の一体的な運用

文部科学省: ①獣医学教育の国際水準化に向けた対策の強化並びに診療参加型臨床実習及び体験型家畜衛生・公衆衛生実習への支援、②学校保健安全法における学校獣医師の配置の明記及び学校動物飼育における獣医師の指導体制の構築

以上のとおり本会が抱える主要な課題のみを見ても、私たち獣医師の役割や国民の期待は一層広範かつ多様化しています。それを裏付けるかのごとく、獣医師法等を所管する農林水産省の畜水産安全管理課の組織体制について、令和5年度には飼料・薬事室の新設、獣医療関係班の現行2班体制から3班体制への拡大が決定されました。

このように国民の期待と評価が高まる中にあって、日本獣医師会は、日本獣医師連盟、地方獣医師会、会員構成獣医師の皆様方とともに、うさぎのように飛躍する令和5年になるよう尽力して参ります。

令和5年1月10日  公益社団法人日本獣医師会会長  藏内 勇夫

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読者におかれましては、新たな年を迎え、気持ちも新たにお過ごしのことと思います。

今年は「癸卯(みずのとう)」のウサギ年、「物事の終わりと新たな循環の始まりに備えた状態」に当たるとのことです。

年男となる身としては、まさに癸卯、人生の大きな節目に当たる年でもあり、数え年では厄年、神棚はもちろん、近くの神社、仏閣を参拝し、気合を入れて手を合わせました。

その際、隣にいる子供らに、ウサギは今昔物語では老人に化けた帝釈天に差し出す食べ物が見つからず、自身を食べてもらおうと火の中に身を投げた、けなげで優しい存在の象徴なのだと、ウサギ年を代表して胸を張ったところ、即座に首を横に振る長男。

いやいや、サメをだました仕返しに毛皮を剥がれたところに、海水で身体を洗って痛がる「因幡の白兎」、亀との山を目指して競争し、途中亀を侮り、居眠りをして敗北した「兎と亀」、悪いタヌキをだまして背負った柴に火を付け、やけどの薬と言って唐辛子を塗りこみ、泥船に乗せて海に沈める「かちかち山」と昔話を持ちだし、なんとも狡賢いキャラクターだと人の顔を横目で見ながら返してくる。

悔しさにすぐさま、カニの柿を木の上で一人占めし、欲しがるカニに青柿をぶつける悪行、最後に臼、蜂、栗らに仕返しされたのは、誰だと申年の長男を見返してやる。

そのうち境内に食欲をそそる焼けたソースの匂いが漂ってくると、子供らは申し合せたように顔を見合わせ、次男は露店を目指し猪突猛進、長男はそのための小遣いをせしめようと猿知恵を働かせている様子、こちらは財布に被害が及ばぬよう脱兎のごとく、その場を後にしました。

兎にも角にも鳶目兎耳(えんもくとじ)にて、獅子搏兎(ししはくと)に努め、兎の登り坂のごとく飛躍できる1年を目指したいと思っています。

◆◇◆◇◆  第21回アジア獣医師会連合(FAVA)大会の開催について  ◆◇◆◇◆◇◆◇

◆  第21回アジア獣医師会連合(FAVA)大会は、2022年11月11日(金)~   ◇

◇  13日(日)に福岡市のヒルトン福岡シーホークにおいて、第40回獣医学術学会    ◆

◆  年次大会と同時開催され、盛会裏に終了いたしました。

◇  多数のご参加をいただき感謝申し上げます。

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■■■ 日本獣医師会メールマガジン(メルマ日獣)の購読について ■■■

日本獣医師会では、本メールマガジンの購読希望者を募集しています。

メルマ日獣のことを知らない獣医師の方には、メルマの内容を紹介のうえ、購読いただけるよう推薦をお願いします。

獣医師以外の方も購読可能ですのでお申し込みください。

■■■ ウクライナ避難民の飼育犬に対する支援について ■■■

このたびロシアの侵攻を受けて来日した避難民の飼育犬について、動物検疫の要件である、①個体識別のためのマイクロチップの挿入、②狂犬病ワクチンの2回以上接種、③抗体価の確認という条件を満たした犬について、犬等の輸出入検疫規則第4条第5項に基づき、災害救助犬等と同様に最長180日間の犬の検疫期間は健康観察、報告等を条件に、避難先等の動物検疫所外で係留を行うことが認められることとなりました。

獣医師による避難犬への支援対応については、獣医療の提供等によりウクライナ避難民の飼育動物の健康管理に寄与できること、狂犬病の侵入を懸念する一般市民の安心感の醸成に貢献できること、狂犬病予防法に基づく登録やワクチン接種等の意義・必要性をアピールする良い機会となること、本会が取り組んでいるワンヘルス活動の一環となること等から、獣医師会組織としても積極的に取り組む必要があると考えています。

このため、当該避難民の犬が飼育される予定の都道府県の地方獣医師会及び会員構成獣医師には、これらの避難犬に対する支援を行っていただき、それに要する費用については、全国の地方獣医師会及び会員構成獣医師に支援金の募集をお願いしております。地方獣医師会並びに会員構成獣医師におかれましては、本活動に対し、ご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

■■■ 女性獣医師応援ポータルサイト―女性獣医師の「いきいきと働く」を応援します!―の開設について ■■■

日本獣医師会では、女性獣医師の就業を支援する「女性獣医師応援ポータルサイト-女性獣医師の『いきいきと働く』を応援します!-」を開設しました。

本会ホームページのトップページにリンクのアイコンを掲載しています。

ぜひご覧ください。

■■■ 獣医学術学会年次大会の開催について ■■■

令和3年度の獣医学術学会年次大会は、令和4年1月21日(金)~2月6日(日)の間でWEB開催(オンデマンド動画配信)しました。

なお、令和2年度獣医学術学会年次大会オンラインセミナーと同様、本大会も後日再配信の予定です。

令和4年度の獣医学術学会年次大会は、令和4年11月11日(金)~13日(日)に福岡市のヒルトン福岡シーホークにおいて、第21回アジア獣医師会連合(FAVA)大会と同時開催されました。多数のご参加をありがとうございました。

令和5年度の獣医学術学会年次大会は、令和5年12月1日(金)~3日(日)に神戸市の神戸国際会議場において開催予定です。

■■■ 動物感謝デー in JAPANについて ■■■

2022動物感謝デーについては、10月1日(土)に東京都上野恩賜公園にて動物愛護週間中央行事(屋外行事)と同時開催されました。

たくさんのご参加ありがとうございました。

2023動物感謝デーについては、11月23日(祝)に東京都上野恩賜公園にて動物愛護週間中央行事(屋外行事)と同時開催の予定です。

動物感謝デーのサイト:http://doubutsukansha.jp/

■■■ 日本獣医師会ホームページ更新情報 ■■■

日本獣医師会ホームページの最近の掲載情報で、特に獣医師を含め関係者の方々に読んでいただきたいものを紹介します。

◆トップページの上段に、新型コロナウイルス感染症についてのリンクを設けました。

コロナウイルス感染症関係情報を掲載しています。

◆トピックスに「マイクロチップ登録制度運用機関において管理されている登録情報の法定登録への移行について」を掲載しています。

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◆トピックスで、令和2年度獣医学術学会年次大会オンラインセミナーについて動画を掲載しています。

◆新着情報・人材募集に、臨床獣医師、公務員等の獣医師及び大学教員等の募集を多数掲載しています。

◆学会・セミナーの開催についての広報は、新着情報の他、それぞれ、学会・セミナーに移してまとめましたのでご確認ください。

  • 主要会議・委員会の開催状況

このコーナーには、日本獣医師会の総会、理事会等の議事概要を掲載します。

  • 部会活動等

日本獣医師会では、職域別部会制の下で、委員会活動が行われそれぞれの職域における施策が検討されています。

ここでは、開催された部会委員会の会議概要を順次掲載しています。前期部会委員会の報告書も掲載いたします。

なお、特別委員会、部会委員会における検討の成果を踏まえ、関係省庁等への要請活動を含め各般の事業活動を行っています。

  • 地区学会・大会関連情報の広報を希望する場合は、広報を希望する内容等をPDFファイルで送付していただくか、または、リンク先を教えていただければ、掲載することが可能です。

◆獣医学に関する学会・セミナー・研究会等の開催を計画されている方で、開催情報の日本獣医師会会員サイトでの紹介を希望する場合は、下段の学会・セミナーのアイコンから学会セミナー情報の「掲載申込フォーム」の項目を入力し、できるだけ早めに申し込んでください。

(人材募集の掲載も同様に申し込めます。)

  • 【獣医師生涯研修事業に関するお知らせ】

2021年度(令和3年度)に取得したポイント(研修実績)の申告期限は令和4年7月31日(日)をもって締め切りましたが、申告をお忘れの方がおられましたら、獣医師生涯研修担当(morio@nichiju.or.jp)まで早急お知らせください

獣医師生涯研修事業に関するお知らせは、ホームページ左欄の「獣医師人材養成」に取りまとめました。

Eメールアドレスの登録がお済みでない方には各種連絡事項がお伝えできませんので、センターシステム(https://vcep.nichiju.or.jp/ )から早めにアドレスをご登録ください。

  • 【英語版サイトに関するお知らせ】

海外の方々への情報提供のために、英語版の日本獣医師会ホームページを開設しました。

トップページ右肩の”English”の表示からアクセスできます。

日本獣医師会とその活動(アジア地域臨床獣医師総合研修事業等の国際交流事業等)に関する情報が英文で掲載されています。

■■■ 日本獣医師会雑誌(日獣会誌)1月号について ■■■

★1月号は12月20日ごろ12月号とともに発送いたしました。主な内容は以下のとおりです。

  • 巻頭言:新年のご挨拶  藏内勇夫
  • 会議報告:第21回アジア獣医師会連合(FAVA)大会の開催(速報)
  • 解説・報告:動物における再生医療の現状と更なる進展に向けて
    平山紀夫:獣医師の就業環境の未来を考える ―すべての獣医師が働きやすい環境づくりに向けた取組(Ⅰ)―すべての獣医師がのびのびと活躍できる環境づくりのために ~地方獣医師会からの一考~  竹村裕子
  • 行政・獣医事:マイクロチップ装着・登録の義務化に係る自治体向けQ&Aの発出について(5)
  • 獣医師生涯研修事業のページ:Q&A 産業動物編
  • 日本獣医師会獣医学術学会誌公開論文の紹介

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住所・勤務先等に変更のある方は、

所属先の都道府県市獣医師会に必ず連絡してください。

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※日本獣医師会メールマガジン(メルマ日獣)は、メールマガジンの購読を申し込まれた方に対する情報の提供に加え、弊会主催の各種事業等に参加・協力・指導いただいた獣医師の方を含め関係者の方々、更に、その他本会に関係する省庁・自治体・団体・企業等の方々に、日本獣医師会の活動の一端を紹介させていただくためにお送りしています。

※メールアドレスの変更・追加・配信停止等の必要の際はお手数ですが、webmaster@nichiju.or.jp までご連絡ください。

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メルマ日獣は、毎月発行し、最新の情報をタイムリーにお知らせします。

ご愛顧の程お願いします。

獣医師以外の一般市民の方々もこのメールマガジンの利用が可能ですので、獣医師会の活動状況をお知りになりたい方は、お申し込みください。

また、配信を希望される方をご紹介願います。

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◆公益社団法人 日本獣医師会ホームページ  http://nichiju.lin.gr.jp/

公益社団法人 日 本 獣 医 師 会

Japan Veterinary Medical Association

―いのちみつめる。いのち育む。―

Tel:03-3475-1601 Fax:03-3475-1604

お問合せ:ask@nichiju.or.jp

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◆◇◆◇◆ メルマ日獣 第213号 ◆◇◆◇◆

2022年12月5日(月)

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会長短信「春夏秋冬(104)」  願いは諦めない限り実現する

11月11日から13日の3日間、ヒルトン福岡シーホークを会場に第21回アジア獣医師会連合(FAVA)大会・第40回日本獣医師会獣医学術学会年次大会(令和4年度)が、アジア・オセアニア23カ国・地域からの代表をはじめ、世界各国から約2千5百名の参加を得て盛大に開催されました。

地方獣医師会や会員構成獣医師の皆様方には、新型コロナウイルス感染症の第8波の流行が懸念される中にあっても全国から多数ご参加いただき、改めて感謝申し上げます。

11日の開会式では、岸田文雄内閣総理大臣及び林芳正外務大臣からのビデオメッセージをはじめ、世界獣医師会(WVA)のラファエル・ラガンス会長、服部誠太郎福岡県知事、高島宗一郎福岡市長ほかからご来賓の祝辞を頂戴しました。

また、12日のガラディナーには、麻生太郎自民党副総裁・獣医師問題議員連盟会長、林芳正外務大臣、世界医師会(WMA)のオサホン・エナブレレ会長、日本医師会の角田徹副会長をはじめ多数の国会議員やご来賓にご臨席いただきました。

このように本大会には、獣医師のほかに医師や環境の専門家がアジアにとどまらず世界中から参集され、「アジアからのワンヘルスアプローチ」というテーマに相応しいものとなりました。

13日の最終日には、横倉義武第68代世界医師会会長・日本医師会名誉会長による「世界医師会と日本医師会におけるワンヘルスの取組みと期待」など各分野の活動に関する講演の後、本大会の成果として「アジア・ワンヘルス福岡宣言」がFAVA会員の全会一致で採択・公表されました。

FAVA大会に先立って11月9日に開催されたFAVA代表者会議において、私はFAVA会長に選任されるとともに、令和5年度からは、タイのバンコク事務所のほかに、「FAVAワンヘルス福岡オフィス」を設置することが決定されました。

私はFAVA新会長として、世界獣医師会(WVA)等の国際機関とも連携しつつ、新設される「FAVAワンヘルス福岡オフィス」を拠点に、ワンヘルスの重要性を日本からアジアへ、そして世界に向けて発信して参ります。

人の健康、動物の健康及び環境の保全を目的とするワンヘルス活動の主役は、言うまでもなく獣医師です。このワンヘルス活動の推進は、アジア・オセアニア地域における獣医技術の進展と広範な獣医師活動の活性化に貢献するとともに、必ずや獣医師に対する社会的評価の向上に繋がるものと確信しています。

私は、「自分の願いは自分自身が諦めない限り必ず実現する。」と信じています。  私は、若い頃はサッカー選手でした。

現在開催されているサッカー第22回ワールドカップ・カタール大会は、日本が強豪ドイツに勝利し、歓喜のうちに開幕しました。  しかし、コスタリカに敗れたときには、次のスペイン戦を前に決勝トーナメント進出を諦めかけたファンもおられたのかもしれません。

ところが、日本は巷の予想に反してスペイン戦にも勝利しました。

この日本チームの活躍は、私にとっても、自分の信念が正しいことを改めて確信する出来事になりました。

地方獣医師会及び会員構成獣医師の皆さん、メルマガの読者の皆さん、新型コロナウイルス感染症禍の中、季節性インフルエンザの流行にも留意し、無事に年末年始を迎えられることを祈念しつつ、令和4年最後の会長短信といたします。

この1年、獣医師及び獣医師会の種々の活動にご理解とご支援を賜り、誠に有難うございました。

令和4年12月5日  公益社団法人日本獣医師会会長  藏内 勇夫

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大きなスクリーンに、アジアの獣医師たちの日常の風景が映し出されました。

小型の飼育犬を診療する獣医師、コブウシの採血を行う獣医師、油にまみれた水鳥を洗浄する獣医師、さらに顕微鏡を覗き込む獣医師など。

映像は最後にワンヘルスを未来へつなげるという言葉とともに地球が大きく映し出され締めくくられました。

その言葉を受け、アジア獣医師会連合(FAVA)の会長となった本会の藏内会長から、ワンヘルスの重要性と今後の取組みの方向性を取りまとめ、本大会で採択された「アジア ワンヘルス福岡宣言2022」をアジアから世界に向けて発信する旨力強く述べられました。

同時に静まり返っていた会場から割れんばかりの拍手が沸き起こり、会場が一体感に包まれる中、11月11日から3日間、福岡市のヒルトン福岡シーホークで、アジアからのワンヘルスアプローチをテーマに開催された第21回FAVA大会が閉会しました。

まさにドラマのワンシーンを観ているようであり、大会運営に携わった身として、様々な思いが込み上げる中で、この場に立ち会えたこと、そして、国内外からの参加者、関係者はもちろん、会場のすべての人に感謝の気持ちが沸き上がって、いつの間にか誰彼となく手を差し出し「THANK YOU」、「ありがとう」と声を掛けていました。

藏内会長の指揮の下、取組みを進めてきたワンヘルスが奇しくも新型コロナウイルスの世界的流行で大きくクローズアップされる一方、今回ワンヘルスをテーマとした国際会議が、同ウイルス感染の収束しない状況で対面開催が危ぶまれる中、海外の獣医師から生の声で様々な講演をお聞きし、面と向かって議論を深めるとともに、ディナータイムには言語の壁を超えて参加者が懇談し友好を深めることができ、そして何より第8派の波が押し寄せる目前に大会を終えたことは、まさに奇跡であり会長の先見の明、強運に改めて敬服しました。

今、FAVAという船が優れた見識とリーダーシップに溢れる藏内船長の舵取りにより、福岡という港から世界へワンヘルスを布教するため、大海原へ出航しました。

その乗組員の一員である私もこの大航海に期待し胸を膨らませているところです。

◆◇◆◇◆  第21回アジア獣医師会連合(FAVA)大会の開催について  ◆◇◆◇◆◇◆◇

◇                                           ◆

◆  第21回アジア獣医師会連合(FAVA)大会は、2022年11月11日(金)~   ◇

◇  13日(日)に福岡市のヒルトン福岡シーホークにおいて、第40回獣医学術学会    ◆

◆  年次大会と同時開催され、盛会裏に終了いたしました。                ◇

◇  多数のご参加をいただき感謝申し上げます。                     ◆

◆                                           ◇

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日本獣医師会では、本メールマガジンの購読希望者を募集しています。

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■■■ ウクライナ避難民の飼育犬に対する支援について ■■■

このたびロシアの侵攻を受けて来日した避難民の飼育犬について、動物検疫の要件である、①個体識別のためのマイクロチップの挿入、②狂犬病ワクチンの2回以上接種、③抗体価の確認という条件を満たした犬について、犬等の輸出入検疫規則第4条第5項に基づき、災害救助犬等と同様に最長180日間の犬の検疫期間は健康観察、報告等を条件に、避難先等の動物検疫所外で係留を行うことが認められることとなりました。

獣医師による避難犬への支援対応については、獣医療の提供等によりウクライナ避難民の飼育動物の健康管理に寄与できること、狂犬病の侵入を懸念する一般市民の安心感の醸成に貢献できること、狂犬病予防法に基づく登録やワクチン接種等の意義・必要性をアピールする良い機会となること、本会が取り組んでいるワンヘルス活動の一環となること等から、獣医師会組織としても積極的に取り組む必要があると考えています。

このため、当該避難民の犬が飼育される予定の都道府県の地方獣医師会及び会員構成獣医師には、これらの避難犬に対する支援を行っていただき、それに要する費用については、全国の地方獣医師会及び会員構成獣医師に支援金の募集をお願いしております。

地方獣医師会並びに会員構成獣医師におかれましては、本活動に対し、ご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

■■■ 女性獣医師応援ポータルサイト‐女性獣医師の「いきいきと働く」を応援します!‐の開設について ■■■

日本獣医師会では、女性獣医師の就業を支援する「女性獣医師応援ポータルサイト-女性獣医師の『いきいきと働く』を応援します!-」を開設しました。

本会ホームページのトップページにリンクのアイコンを掲載しています。

ぜひご覧ください。

■■■ 獣医学術学会年次大会の開催について ■■■

令和3年度の獣医学術学会年次大会は、令和4年1月21日(金)~2月6日(日)の間でWEB開催(オンデマンド動画配信)しました。

なお、令和2年度獣医学術学会年次大会オンラインセミナーと同様、本大会も後日再配信の予定です。

令和4年度の獣医学術学会年次大会は、令和4年11月11日(金)~13日(日)に福岡市のヒルトン福岡シーホークにおいて、第21回アジア獣医師会連合(FAVA)大会と同時開催されました。多数のご参加をありがとうございました。

令和5年度の獣医学術学会年次大会は、令和5年12月1日(金)~3日(日)に神戸市の神戸国際会議場において開催予定です。

■■■ 動物感謝デー in JAPANについて ■■■

2022動物感謝デーについては、10月1日に東京都上野恩賜公園にて動物愛護週間中央行事(屋外行事)と同時開催されました。

たくさんのご参加ありがとうございました。

動物感謝デーのサイト:http://doubutsukansha.jp/

■■■ 日本獣医師会ホームページ更新情報 ■■■

日本獣医師会ホームページの最近の掲載情報で、特に獣医師を含め関係者の方々に読んでいただきたいものを紹介します。

◆トップページの上段に、新型コロナウイルス感染症についてのリンクを設けました。

コロナウイルス感染症関係情報を掲載しています。

◆トピックスに「マイクロチップ登録制度運用機関において管理されている登録情報の法定登録への移行について」を掲載しています。

◆トピックスに令和3年度「女性獣医師等就業支援研修」開催のお知らせを掲載しています。

◆トピックスに日本獣医学生協会(JAVS)からのお知らせを掲載しています。

◆トピックスで、令和2年度獣医学術学会年次大会オンラインセミナーについて動画を掲載しています。

◆新着情報・人材募集に、臨床獣医師、公務員等の獣医師及び大学教員等の募集を多数掲載しています。

◆学会・セミナーの開催についての広報は、新着情報の他、それぞれ、学会・セミナーに移してまとめましたのでご確認ください。

  • 主要会議・委員会の開催状況

このコーナーには、日本獣医師会の総会、理事会等の議事概要を掲載します。

  • 部会活動等

日本獣医師会では、職域別部会制の下で、委員会活動が行われそれぞれの職域における施策が検討されています。

ここでは、開催された部会委員会の会議概要を順次掲載しています。

前期部会委員会の報告書も掲載いたします。

なお、特別委員会、部会委員会における検討の成果を踏まえ、関係省庁等への要請活動を含め各般の事業活動を行っています。

  • 地区学会・大会関連情報の広報を希望する場合は、広報を希望する内容等をPDFファイルで送付していただくか、または、リンク先を教えていただければ、掲載することが可能です。

連絡先:morio@nichiju.or.jp

◆獣医学に関する学会・セミナー・研究会等の開催を計画されている方で、開催情報の日本獣医師会会員サイトでの紹介を希望する場合は、下段の学会・セミナーのアイコンから学会セミナー情報の「掲載申込フォーム」の項目を入力し、できるだけ早めに申し込んでください。

(人材募集の掲載も同様に申し込めます。)

  • 【獣医師生涯研修事業に関するお知らせ】

2021年度(令和3年度)に取得したポイント(研修実績)の申告期限は令和4年7月31日(日)をもって締め切りましたが、申告をお忘れの方がおられましたら、獣医師生涯研修担当(morio@nichiju.or.jp)まで早急お知らせください

獣医師生涯研修事業に関するお知らせは、ホームページ左欄の「獣医師人材養成」に取りまとめました。

Eメールアドレスの登録がお済みでない方には各種連絡事項がお伝えできませんので、センターシステム(https://vcep.nichiju.or.jp/ )から早めにアドレスをご登録ください。

  • 【英語版サイトに関するお知らせ】

海外の方々への情報提供のために、英語版の日本獣医師会ホームページを開設しました。

トップページ右肩の”English”の表示からアクセスできます。

日本獣医師会とその活動(アジア地域臨床獣医師総合研修事業等の国際交流事業等)に関する情報が英文で掲載されています。

■■■ 日本獣医師会雑誌(日獣会誌)12月号について ■■■

★12月号は1月号とともに12月20日ごろ発送の予定です。主な内容は以下のとおりです。

  • 会議報告:令和4年度 第3回理事会の開催
  • 解説・報告:─ 獣医療とコミュニケーション(XII)─ 心の動きに気づき、働きかける   石井一功
  • 行政・獣医事:マイクロチップ装着・登録の義務化に係る自治体向けQ&Aの発出について(4)
  • 行事等報告:2022 動物感謝デー in JAPANの開催
  • 獣医師生涯研修事業のページ:Q&A 小動物編
  • 日本獣医師会獣医学術学会誌公開論文の紹介

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所属先の都道府県市獣医師会に必ず連絡してください。

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※日本獣医師会メールマガジン(メルマ日獣)は、メールマガジンの購読を申し込まれた方に対する情報の提供に加え、弊会主催の各種事業等に参加・協力・指導いただいた獣医師の方を含め関係者の方々、更に、その他本会に関係する省庁・自治体・団体・企業等の方々に、日本獣医師会の活動の一端を紹介させていただくためにお送りしています。

※メールアドレスの変更・追加・配信停止等の必要の際はお手数ですが、webmaster@nichiju.or.jp までご連絡ください。

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メルマ日獣は、毎月発行し、最新の情報をタイムリーにお知らせします。

ご愛顧の程お願いします。

獣医師以外の一般市民の方々もこのメールマガジンの利用が可能ですので、獣医師会の活動状況をお知りになりたい方は、お申し込みください。

また、配信を希望される方をご紹介願います。

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公益社団法人 日 本 獣 医 師 会

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三重県獣医師会 御中

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◆◇◆◇◆ メルマ日獣 第212号 ◆◇◆◇◆

2022年11月7日(月)

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会長短信「春夏秋冬(103)」

マイクロチップ登録制度の次期法改正を見据えた見直し協議

動物愛護管理法の改正により、本年6月1日から、販売用の犬猫へのマイクロチップ(MC)の装着・登録が法的に義務化されました。

しかし、既にお伝えしたように、同法に基づく法定登録制度は運用上の制約が多く、それを補完する目的で本会のAIPO登録事業も並行して継続せざるを得ない事態となっています。

同法を所管する環境省にもこのような事情をご理解いただき、同省のご提案により7月1日以降、同省、厚労省及び本会の3者による円卓会議を開催し、MC登録制度の早急な改善に向けて協議が進められています。

これまでの協議では、次のような改善の取組を行うことが確認されています。

1 法定登録データベースとAIPO登録データベースにおけるMC登録情報の一体的な管理。

当面、令和4年中に法定登録とAIPO登録の紙申請の様式を一体化した運用を開始する予定です。

電子申請についても同様に一体化して登録できるよう準備を進めています。

しかし、犬猫以外の動物のデータを含む真のデータベースの一元化については、次期法改正に向けた検討が必要です。

2 逸走動物の保護時及び災害発生時における獣医師のMC情報の検索。

逸走動物等の獣医師による情報検索を可能とするため、省令改正を行い令和5年度中に施行される予定です。

しかし、平常時においても獣医師による検索を可能とするためには、次期法改正を待つ必要があります。

3 狂犬病予防法と動物愛護管理法に基づく犬の登録データの一体的運用。

両制度の実効性確保及び行政事務の合理化のためには、犬猫全頭登録の義務化を含め、次期法改正に向けた検討が必要です。

今回の法改正により「狂犬病予防法の特例」いわゆるワンストップサービスが規定されましたが、この仕組みに参加する市町村等は未だ1割程度にとどまり、しかも登録手数料の徴収が困難となるなど参加市町村等に混乱が見られることから、本会としては市町村等の特例措置への参加は時期尚早と考えています。

4 MC登録手数料の適正化。

指定登録機関である本会の令和4年度の収支実績を踏まえ、必要に応じ令和5年度中に検討する予定です。

5 次期法改正に向けた検討。

上記1~3の事項の抜本的改善のためには法改正が必要です。

本会としては、登録制度運用上の制約が多い「環境大臣の登録」から、獣医師による登録情報の検索、ペットショップ等による登録代行、付加価値サービスの提供等が可能な「民間の指定登録機関による登録」への変更も含め、協議を継続して参ります。

さて、今月11~13日は、いよいよ第21回アジア獣医師会連合(FAVA)大会・第40回日本獣医師会獣医学術学会年次大会(令和4年度)が「アジアからのワンヘルスアプローチ」をテーマにヒルトン福岡シーホークで、参加登録者2,000名、来賓を含めると合計2,500名の参加者を得て盛大に開催されます。

10月19日に開催された参議院予算委員会では、松山政司参議院議員が「司令塔機能強化の中で、ワンヘルスをどのように位置付けていくのか。」と岸田総理大臣に質されました。

これに対し、岸田総理からは「政府としては、次の感染症の危機に備え、福岡県のワンヘルスの取組みも参考にしつつ、人獣共通感染症対策について重要課題として取り組んでいきたい。」との前向きの答弁を頂戴しました。

岸田総理には公務のご都合上FAVA大会の開会式へのご出席は叶いませんでしたが、ビデオメッセージを頂戴する予定です。

メルマガ読者の皆様、アジアをはじめ世界中の獣医師、医師等とともに福岡の地に集い、大いに議論し、親睦を深めましょう。

令和4年11月7日  公益社団法人日本獣医師会 会長  藏内 勇夫

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上野恩賜公園で本会主催の動物感謝デーが動物愛護週間中央行事と同時開催されました。

約35年前、動物愛護週間中央行事を担当していた頃、開催場所として上野恩賜公園の池畔が定着しており、若き日を思い起こしながら懐かしく参加しました。

当時は、動物福祉・愛護の事業を実施するため、日本獣医師会の姉妹団体として設置された日本動物保護管理協会が本事業に参画しており、所轄省庁であった総理府、地元の東京都、動物愛護団体と共に本行事に携わってきました。

思い出すのは、同行事の中で表彰式が実施される日本動物児童文学賞です。平成の幕明け、子供たちに動物児童文学を通じて動物愛護の精神を醸成することを目的として、毎年、動物をテーマとした児童向け文学作品を広く募集し、優秀作品を表彰、公表する事業であり、協会がスポンサーを得て新たに立ち上げた取組みで、現在も日本獣医師会が継承し、今年で34回目を迎えました。

本賞の設置から運営等初めて主体的に取り組んだ事業でもあり、特に第1回の表彰に際して、大賞には内閣総理大臣の賞状を下付いただくこととなり、新米職員が担当部署である内閣総理大臣官房管理室へ桐の紋章が型押しされた賞状の用紙を受け取り、筆耕後、総理大臣印をいただきに伺うという大役?を任され、誇らしげに思ったものです。

また、本賞の大賞1作品、優秀賞2作品は冊子として取りまとめ、例年、小学校等の図書館へ寄贈するとともに、同行事の会場でも配布しています。当時は、経費面に加え、大賞作品の登場動物を表紙に描く時間の関係もあり、門外漢ながら表紙の絵を担当させていただきました。今見ると素人感にあふれており、恥ずかしいかぎりですが、良く家に遊びに来ていた就学前の姪に冊子を読み聞かせたり、表紙の絵の他、様々な動物を描くようせがまれたりと、当時のことが微笑ましく思い出されます。

活字離れ進む昨今ですが、子供たちが動物と触れ合う機会が少なくなる中で本作品を通じて、様々な動物と出会い、想像力を膨らませながら、弱いものを思いやる心を育み、命の大切さを学ぶ一助になる本事業の更なる進展を期待して止みません。

◆◇◆◇◆ 第21回アジア獣医師会連合(FAVA)大会の開催について ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

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◆   第21回アジア獣医師会連合(FAVA)大会は、2022年11月11日(金)~    ◆

◇    13日(日)に福岡市のヒルトン福岡シーホークにおいて、第40回獣医学術学会          ◇

◆  年次大会と同時開催されます。                            ◆

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このたびロシアの侵攻を受けて来日した避難民の飼育犬について、動物検疫の要件である、①個体識別のためのマイクロチップの挿入、②狂犬病ワクチンの2回以上接種、③抗体価の確認という条件を満たした犬について、犬等の輸出入検疫規則第4条第5項に基づき、災害救助犬等と同様に最長180日間の犬の検疫期間は健康観察、報告等を条件に、避難先等の動物検疫所外で係留を行うことが認められることとなりました。

獣医師による避難犬への支援対応については、獣医療の提供等によりウクライナ避難民の飼育動物の健康管理に寄与できること、狂犬病の侵入を懸念する一般市民の安心感の醸成に貢献できること、狂犬病予防法に基づく登録やワクチン接種等の意義・必要性をアピールする良い機会となること、本会が取り組んでいるワンヘルス活動の一環となること等から、獣医師会組織としても積極的に取り組む必要があると考えています。

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令和3年度の獣医学術学会年次大会は、令和4年1月21日(金)~2月6日(日)の間でWEB開催(オンデマンド動画配信)しました。

なお、令和2年度獣医学術学会年次大会オンラインセミナーと同様、本大会も後日再配信の予定です。

令和4年度の獣医学術学会年次大会は、令和4年11月11日(金)~13日(日)に福岡市のヒルトン福岡シーホークにおいて、第21回アジア獣医師会連合(FAVA)大会と同時開催されます。

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2022動物感謝デーについては、10月1日に東京都上野恩賜公園にて動物愛護週間中央行事(屋外行事)と同時開催されました。

たくさんのご参加ありがとうございました。

動物感謝デーのサイト:http://doubutsukansha.jp/

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日本獣医師会ホームページの最近の掲載情報で、特に獣医師を含め関係者の方々に読んでいただきたいものを紹介します。

◆トップページの上段に、新型コロナウイルス感染症についてのリンクを設けました。

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◆トピックスで、令和2年度獣医学術学会年次大会オンラインセミナーについて動画を掲載しています。

◆新着情報・人材募集に、臨床獣医師、公務員等の獣医師及び大学教員等の募集を多数掲載しています。

◆学会・セミナーの開催についての広報は、新着情報の他、それぞれ、学会・セミナーに移してまとめましたのでご確認ください。

  • 主要会議・委員会の開催状況

このコーナーには、日本獣医師会の総会、理事会等の議事概要を掲載します。

  • 部会活動等

日本獣医師会では、職域別部会制の下で、委員会活動が行われそれぞれの職域における施策が検討されています。

ここでは、開催された部会委員会の会議概要を順次掲載しています。前期部会委員会の報告書も掲載いたします。

なお、特別委員会、部会委員会における検討の成果を踏まえ、関係省庁等への要請活動を含め各般の事業活動を行っています。

  • 地区学会・大会関連情報の広報を希望する場合は、広報を希望する内容等をPDFファイルで送付していただくか、または、リンク先を教えていただければ、掲載することが可能です。

連絡先:morio@nichiju.or.jp

◆獣医学に関する学会・セミナー・研究会等の開催を計画されている方で、開催情報の日本獣医師会会員サイトでの紹介を希望する場合は、下段の学会・セミナーのアイコンから学会セミナー情報の「掲載申込フォーム」の項目を入力し、できるだけ早めに申し込んでください。

(人材募集の掲載も同様に申し込めます。)

  • 【獣医師生涯研修事業に関するお知らせ】

2021年度(令和3年度)に取得したポイント(研修実績)の申告期限は令和4年7月31日(日)をもって締め切りましたが、申告をお忘れの方がおられましたら、獣医師生涯研修担当 (morio@nichiju.or.jp) まで早急お知らせください。

獣医師生涯研修事業に関するお知らせは、ホームページ左欄の「獣医師人材養成」に取りまとめました。

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■■■ 日本獣医師会雑誌(日獣会誌)11月号について ■■■

★11月号は11月20日ごろ発送の予定です。主な内容は以下のとおりです。

  • 論説:家畜の遠隔診療について  白尾紘司
  • 解説・報告:─ 特別委員会・職域別部会委員会活動報告(Ⅹ)─(女性獣医師活躍推進委員会)

全ての獣医師がのびのびと活躍できる環境づくりのために~女性獣医師支援特別委員会,支援対策検討委員会、活躍推進委員会のあゆみ~  栗本まさ子

:─ 獣医療とコミュニケーション(ⅩⅠ)─ 言葉のやりとりで関係が変わる, お互いが変わる   水野節子

  • 会議報告:令和4年度第2回全国獣医師会会長会議の開催
  • 行政・獣医事:獣医師法に基づく獣医師の届出義務
  • 資料:と畜場における家畜の取り扱いに関する国内外の規定  佐藤 博
  • 行事等報告:令和4年度動物愛護週間中央行事の開催
  • 公表:第34 回 日本動物児童文学賞の受賞者及び入賞作品
  • 獣医師生涯研修事業のページ:Q&A 公衆衛生編
  • 日本獣医師会獣医学術学会誌公開論文の紹介

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所属先の都道府県市獣医師会に必ず連絡してください。

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メルマ日獣は、毎月発行し、最新の情報をタイムリーにお知らせします。

ご愛顧の程お願いします。

獣医師以外の一般市民の方々もこのメールマガジンの利用が可能ですので、獣医師会の活動状況をお知りになりたい方は、お申し込みください。

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2022年10月11日(火)

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会長短信「春夏秋冬(102)」

全国獣医師会会長会議・事業推進懇談会及び動物感謝デ-を3年ぶりに開催

9月30日(金)は、「令和4年度第2回全国獣医師会会長会議」及び「全国獣医師会・日本獣医師会関係者事業推進懇談会」が全国の地方獣医師会や関係団体・企業の皆様方のご参集を得て、3年ぶりに全面的な対面で開催されました。

全国獣医師会会長会議では、既に本年6月に施行されているものの、環境省と本会の間で協議が進められているマイクロチップの法定登録制度と、本会が26年間にわたり運用してきたAIPO登録事業との運営統合のための見直しの進捗状況について活発な議論が展開されました。

特に、現時点では二つの登録制度が存在する中で、如何にして犬や猫の飼い主やペット販売業者に両登録制度を普及・定着させるのか、獣医師はどのようにして任意の民間登録事業であるAIPOの登録を推進すれば良いのか、狂犬病予防法に基づく犬の登録制度とどのように一体化を図るのか、本会や地方獣医師会及び会員構成獣医師がこれまで培ってきたAIPO登録事業の経験をどのように活用するのかなど、多数のご提案やご意見が出されました。

また、本会や地方獣医師会にとって最も重要な課題のひとつである会員構成獣医師の組織率の低下を如何にして止めて、加入促進を図っていくのかについても、地方獣医師会の深刻な状況を踏まえた意見が出されました。

このような重要課題に対して予定時間を超過して積極的な議論が行われ、大変有意義な全国獣医師会会長会議となりました。

続いて開催された事業推進懇談会は、新型コロナ対策の制約の下で、全国会長会議の会議場も懇談会の会場として使用せざるを得なくなり、一部の参加者にはご不便をおかけすることになり、改めてお詫び申し上げます。

しかし、全国会長会議も懇談会も、久しぶりに対面で開催され、関係者間で意見交換ができたことについては、多くの皆様方に大変喜んでいただきました。

翌10月1日(土)は、「2022動物感謝デ- in JAPAN “World Veterinary Day”」が、開催場所を駒沢公園から上野恩賜公園に移して、令和4年度動物愛護週間中央行事と同時開催されました。

開会式には、自由民主党からは獣医師問題議員連盟会長代行の森英介衆議院議員、ペット関連産業・人材育成議員連盟会長の片山さつき参議院議員、内閣府大臣官房政務官の自見はな子参議院議員、公明党からは獣医師・動物看護師議員懇話会幹事の河西宏一衆議院議員にご出席いただき、来賓祝辞を頂戴しました。

その後、ステージ企画としては動物検疫所等のご協力による「知っていますか?獣医師の仕事」、ブース企画としては子供達に人気の「一日獣医師体験」、日本中央競馬会等のご協力による「馬の展示・ふれあい」等が行われ、天気にも恵まれて約5千名の来場者を得て盛大に開催することができました。

次はいよいよ第21回アジア獣医師会連合(FAVA)大会・令和4年度日本獣医師会獣医学術学会年次大会が、11月11日~13日にヒルトン福岡シーホークで開催されます。全国獣医師会会長会議でもお願いしましたが、地方獣医師会会員獣医師の参加登録は未だ目標の6割弱にとどまっています。

割安な第1次登録期限を10月17日まで延長しましたので、是非とも多くの皆様方のご参加を期待しています。

11月には、ワンヘルスの先進地である福岡において、全国及びアジアの獣医師仲間達と一堂に会して、楽しく有意義な大会・学会を満喫しましょう

令和4年10月11日  公益社団法人日本獣医師会 会長  藏内 勇夫

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新型コロナによる移動制限も緩和されたので久しぶりに映画館へと足を運びました。

今回、大学生時代に観たジェット戦闘機によるアクションシーンが売りのハリウッド映画の続編が、30数年ぶりに製作されたというので、久しぶりに意気揚々と息子らを誘ったのですが、興味ないとそっけない返事。

一人で行く予定でいたところ、翌日に一転、長男から予約したとの連絡があり、突然の気の変わりように不信感を募らせつつ、当日、男三人して映画館へ。

本編が始まると、ジェット機の離着陸では椅子が揺れ、離陸すると風が顔をすり抜け、海面を飛べば水飛沫を浴び、山岳の場面ではスクリー前に雪が降り始めるといった具合で、落ち着かない父親の隣でテーマパークの絶叫マシンさながら楽しんでいる息子たち。映画に付き合ってくれたのでなく、アトラクションに付き合わされたようです。

このように五感で映像を体感できる4DXという特殊装置だそうで、子供の頃青と赤のセロファンの眼鏡をかけて初めて見た飛び出す映画(別名立体映画、現在の3Dですか)も時代からずいぶん進歩したと感心しました。

これでも中高生の頃は、小遣いが貯まると名画座を梯子し、大人料金になってからは月に数本は封切り作品をゆっくりと大きなスクリーン鑑賞してきたのですが、家庭を持ってからは、春休みや夏休みに上映されるヒーローやアニメ作品を子供らにせがまれ、横に座る彼らに悟られぬよう睡魔と戦いながらの鑑賞。その後も、ゆっくりと映画を観るような時間も中々得られず、コロナ禍もあり、よほど見たい映画でもDVDを借りて済ます程度になっていました。

一方、息子らといえば、映画はもっぱら動画配信で観るのが基本。配信限定の映画も製作されているようで、映画をいつどこでも鑑賞できるのが当たり前の時代となったようです。

しかしながら、大きなスクリーンで観た映画は心に残るもので、内容はもちろん、なぜか隣でともに鑑賞した人もはっきりと思い出すことができるのです。宇宙から来た三つ首竜の最強怪獣と、迎え撃つ地球の三大怪獣の闘いにポップコーンを頬張りながら夢中になっていた幼馴染、主人公が一人宇宙戦艦に残って敵の超巨大戦艦に体当たりするSFアニメのラストで涙をぬぐっていた中学の同級生、サイゴン陥落時、ようやく探した親友がロシアンルーレットにより目の前で命を落とすアカデミー賞作品に誘った際、普段は気短なのにエンドロールが終わるまで席を離れなかった亡き父親など。

何年か経って、息子らが今日の作品を目にしたとき、父のことを思い出すだろうかと、出口へ向かう彼らの背中に問いかけました。

◆◇◆◇◆◇  第21回アジア獣医師会連合(FAVA)大会の開催について  ◆◇◆◇◆◇◆

◇                                         ◇

◆  第21回アジア獣医師会連合(FAVA)大会は、2022年11月11日(金)~   ◆

◇  13日(日)に福岡市のヒルトン福岡シーホークにおいて、第40回獣医学術学会    ◇

◆  年次大会と同時開催されます。                           ◆

◇                                           ◇

◆ 【お知らせ】                                    ◆

◇  第一次参加登録の締切を10月17日(月)正午まで延長いたしましたので、      ◇

◆  登録がお済でない方は、ホームページ( https://fava2022.com/ )から、        ◆

◇  忘れずにご登録をお願いいたます。                         ◇

◆                                          ◆

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◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

■■■ 日本獣医師会メールマガジン(メルマ日獣)の購読について ■■■

日本獣医師会では、本メールマガジンの購読希望者を募集しています。

メルマ日獣のことを知らない獣医師の方には、メルマの内容を紹介のうえ、購読いただけるよう推薦をお願いします。

獣医師以外の方も購読可能ですのでお申し込みください。

■■■ ウクライナ避難民の飼育犬に対する支援について ■■■

このたびロシアの侵攻を受けて来日した避難民の飼育犬について、動物検疫の要件である、①個体識別のためのマイクロチップの挿入、②狂犬病ワクチンの2回以上接種、③抗体価の確認という条件を満たした犬について、犬等の輸出入検疫規則第4条第5項に基づき、災害救助犬等と同様に最長180日間の犬の検疫期間は健康観察、報告等を条件に、避難先等の動物検疫所外で係留を行うことが認められることとなりました。

獣医師による避難犬への支援対応については、獣医療の提供等によりウクライナ避難民の飼育動物の健康管理に寄与できること、狂犬病の侵入を懸念する一般市民の安心感の醸成に貢献できること、狂犬病予防法に基づく登録やワクチン接種等の意義・必要性をアピールする良い機会となること、本会が取り組んでいるワンヘルス活動の一環となること等から、獣医師会組織としても積極的に取り組む必要があると考えています。

このため、当該避難民の犬が飼育される予定の都道府県の地方獣医師会及び会員構成獣医師には、これらの避難犬に対する支援を行っていただき、それに要する費用については、全国の地方獣医師会及び会員構成獣医師に支援金の募集をお願いしております。地方獣医師会並びに会員構成獣医師におかれましては、本活動に対し、ご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

■■■ 女性獣医師応援ポータルサイト-女性獣医師の「いきいきと働く」を応援します!-の開設について ■■■

日本獣医師会では、女性獣医師の就業を支援する「女性獣医師応援ポータルサイト-女性獣医師の『いきいきと働く』を応援します!-」を開設しました。

本会ホームページのトップページにリンクのアイコンを掲載しています。

ぜひご覧ください。

■■■ 獣医学術学会年次大会の開催について ■■■

令和3年度の獣医学術学会年次大会は、令和4年1月21日(金)~2月6日(日)の間でWEB開催(オンデマンド動画配信)しました。

なお、令和2年度獣医学術学会年次大会オンラインセミナーと同様、本大会も後日再配信の予定です。

令和4年度の獣医学術学会年次大会は、令和4年11月11日(金)~13日(日)に福岡市のヒルトン福岡シーホークにおいて、第21回アジア獣医師会連合(FAVA)大会と同時開催の予定です。

■■■ 動物感謝デ― in JAPAN について ■■■

2022動物感謝デーについては、10月1日に東京都上野恩賜公園にて動物愛護週間中央行事(屋外行事)と同時開催されました。

たくさんのご参加ありがとうございました。

動物感謝デーのサイト:http://doubutsukansha.jp/

■■■ 日本獣医師会ホームページ更新情報 ■■■

日本獣医師会ホームページの最近の掲載情報で、特に獣医師を含め関係者の方々に読んでいただきたいものを紹介します。

◆トップページの上段に、新型コロナウイルス感染症についてのリンクを設けました。

コロナウイルス感染症関係情報を掲載しています。

◆トピックスに「マイクロチップ登録制度運用機関において管理されている登録情報の法定登録への移行について」を掲載しています。

◆トピックスに令和3年度「女性獣医師等就業支援研修」開催のお知らせを掲載しています。

◆トピックスに日本獣医学生協会(JAVS)からのお知らせを掲載しています。

◆トピックスで、令和2年度獣医学術学会年次大会オンラインセミナーについて動画を掲載しています。

◆新着情報・人材募集に、臨床獣医師、公務員等の獣医師及び大学教員等の募集を多数掲載しています。

◆学会・セミナーの開催についての広報は、新着情報の他、それぞれ、学会・セミナーに移してまとめましたのでご確認ください。

  • 主要会議・委員会の開催状況

このコーナーには、日本獣医師会の総会、理事会等の議事概要を掲載します。

  • 部会活動等

日本獣医師会では、職域別部会制の下で、委員会活動が行われそれぞれの職域における施策が検討されています。

ここでは、開催された部会委員会の会議概要を順次掲載しています。前期部会委員会の報告書も掲載いたします。

なお、特別委員会、部会委員会における検討の成果を踏まえ、関係省庁等への要請活動を含め各般の事業活動を行っています。

  • 地区学会・大会関連情報の広報を希望する場合は、広報を希望する内容等をPDFファイルで送付していただくか、または、リンク先を教えていただければ、掲載することが可能です。

連絡先:morio@nichiju.or.jp

◆獣医学に関する学会・セミナー・研究会等の開催を計画されている方で、開催情報の日本獣医師会会員サイトでの紹介を希望する場合は、下段の学会・セミナーのアイコンから学会セミナー情報の「掲載申込フォーム」の項目を入力し、できるだけ早めに申し込んでください。

(人材募集の掲載も同様に申し込めます。)

  • 【獣医師生涯研修事業に関するお知らせ】

2021年度(令和3年度)に取得したポイント(研修実績)の申告期限は令和4年7月31日(日)をもって締め切りました。

獣医師生涯研修事業に関するお知らせは、ホームページ左欄の「獣医師人材養成」に取りまとめました。

Eメールアドレスの登録がお済みでない方には各種連絡事項がお伝えできませんので、センターシステム( https://vcep.nichiju.or.jp/ )から早めにアドレスをご登録ください。

  • 【英語版サイトに関するお知らせ】

海外の方々への情報提供のために、英語版の日本獣医師会ホームページを開設しました。

トップページ右肩の”English”の表示からアクセスできます。

日本獣医師会とその活動(アジア地域臨床獣医師総合研修事業等の国際交流事業等)に関する情報が英文で掲載されています。

■■■ 日本獣医師会雑誌(日獣会誌)10月号について ■■■

★10月号は10月20日ごろ発送の予定です。主な内容は以下のとおりです。

  • 解説・報告:愛玩動物看護師の誕生に向けて 野村 環、大倉尚子

:-ワンヘルスの実践と今後の可能性

~動物・人・自然環境(Ⅹ)- 薬剤耐性問題に関する国際的な議論 ~動物分野での新たな視点とワンヘルスのリーダーシップ~  石橋朋子

~動物・人・自然環境(ⅩⅠ)- 生物多様性保全の観点からの野生鳥獣に関する感染症への対応  庄司亜香音

:特別委員会・職域別部会員会活動報告(ⅠⅩ)(総務委員会) 総務委員会における取組み ―会員構成獣医師の組織率の現状と向上対策について―  境 政人

:- 獣医療とコミュニケーション(Ⅹ)- ─ 獣医療とコミュニケーション(Ⅹ)─ 他者のコミュニケーションをみる―相互作用分析システムRIAS―  松井匠作

  • 獣医師生涯研修事業のページ:Q&A 小動物編
  • 日本獣医師会獣医学術学会誌公開論文の紹介

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※メールアドレスの変更・追加・配信停止等の必要の際はお手数ですが、webmaster@nichiju.or.jp までご連絡ください。

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メルマ日獣は、毎月発行し、最新の情報をタイムリーにお知らせします。

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◆◇◆◇◆ メルマ日獣 第210号 ◆◇◆◇◆

2022年9月5日(月)

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会長短信「春夏秋冬(101)」

「FAVAワンヘルス福岡事務所」の設置を承認

長月に入り、世界の1/3~1/4を占めてきた我が国の新型コロナウイルス感染症第7波の新規感染者数も、ようやく減少傾向になりました。

本感染症がこのまま落ち着きを見せ、11月に予定している第21回アジア獣医師会連合(FAVA)大会と第40回日本獣医師会獣医学術学会年次大会(令和4年度)が成功裏に開催されることを祈念するばかりです。

このFAVA大会の開催準備のため、FAVA執行部の了承を得て、FAVAバンコク事務所のほかに、日本事務所として日本獣医師会内に青山事務所、福岡県獣医師会内に赤坂事務所を暫定的に設置し、青・赤連携して福岡県及び福岡市のご支援もいただきながら開催準備を進めて参りました。

8月30日現在の大会参加登録者数は1,104名で未だ3千名の目標に及ばないこと、FAVA執行部からの要請もあり、第1次登録期限を10月17日まで延長いたしました。

今月からはオミクロン株対応の新型コロナ2価ワクチンの接種も開始されるとの報道もあり、しっかりとした感染防御対策の下に、多くの皆様方の参加を得て両大会を是非とも大成功に導いていただきますようお願いいたします。

FAVA大会のテーマは「アジアからのワンヘルスアプローチ」ですが、FAVA大会終了後においても、FAVA日本事務所を常設の「FAVAワンヘルス福岡事務所」として設置し、引き続きワンヘルスの実践活動を推進していくことにいたしました。

私は、7月26日に福岡県知事、福岡県議会議長、九州経済連合会会長、福岡商工会議所会頭などの連名で、FAVA日本事務所の福岡市への設置要請を頂戴しました。

これを受けて、8月6日に開催されたFAVA執行部会議において「FAVAワンヘルス福岡事務所」の設置を正式な議題として協議していただいたところ、FAVAのクアザ会長はじめ執行部全員の賛同を得ました。

正式にはFAVA 大会に先んじて11月9日に開催されるFAVA代表者会議において決定されることになります。

今後は、「FAVAワンヘルス福岡事務所」の設置場所を決定し、令和5年4月から業務活動を開始したいと考えています。

FAVAは「FAVA戦略プラン(2021-2025)」を策定し、①内部・コラボレーション、②ワンヘルス、③獣医学教育、④動物福祉、⑤医薬品の慎重使用及び⑥食の安全・安心の6分野について常設委員会を設置し、それぞれアクションプランに基づき実践的な活動を展開しています。

これらのうち、②、③、⑤及び⑥は日本の専門家が座長及び事務局を担当していますが、「FAVAワンヘルス福岡事務所」は特に②ワンヘルスを主体にFAVA活動を推進して参ります。

既にご紹介したように、福岡県は「ワンヘルス推進基本条例」の下に県民を挙げてワンヘルス活動に取り組む先進地であり、福岡市、福岡県及び国はもとより、国際獣疫事務局(OIE)、アジア獣医大学協会(AAVS)、FAO、WHO等の国際機関とも連携しながら、ワンヘルスをはじめとした我が国の獣医師の社会貢献について、日本からアジア、そして世界に向けて発信力を高めて参ります。

令和4年9月5日  公益社団法人日本獣医師会 会長  藏内 勇夫

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先日、朝の乗車中の通勤電車が突如の停車。また人身事故か、と乗客が一様にウンザリした面持ちでいると、前を走る電車に飛翔物が接触したとの車内放送。某国からの物騒な飛翔体を思い浮かべていると、近くの若いビジネスマンがすでにツイッターに投稿された写真を同僚に見せながら、「バスタオルがパンタグラフに引っかかっている」と、説明してくれました(後に鉄道会社からパンタグラフに作業用のネットが引っ掛かり、架線が複数箇所、損傷したと発表)。

さらに復旧には、半日かかる見通しとのことで、乗客は揃ってスマホからメールやラインで職場へ連絡しているようであり、こちらも職場のグループラインへ現状を報告。以降、先ほどのビジネスマンらはYouTube動画を視聴し始め、他の乗客も同様にスマホに目を落とし、無作偽な時間をやり過ごしているようでした。

ようやく次の駅へ到着し、下り電車が動き出すとの構内放送を耳にすると、一同キビキビとした動作でスマホを操作し(職場までの振替えルートを検索した模様)、職場に向けて移動を再開しました。

社会人になりたての頃の同じような状況を思い出すと、夏場は冷房のない車内で数時間待たされ、新聞や文庫本で時間をつぶすのが関の山、何とか駅にたどり着くと、公衆電話へ走って並び職場ヘの連絡、そして、どうしたら職場へ早く着くことができるか、駅員に相談するといった具合で、職場に着く頃には一仕事終えたような疲労感がありました。

それしても、携帯電話、スマートフォンと通信機器の発達で、いち早く事故情報を把握し、閉じ込められた車内でも時間を有効活用(?)でき、通勤の代替ルートをいとも簡単に得られる、便利な世の中になったものです。

その一方で、勤務時間外、休日にも常時、仕事関係のメールやラインが送られてくるので、仕事からの解放感は著しく減退したのではないでしょうか?

自宅では、知らず知らずにスマホを遠ざけているようで、家族からスマホのチェックが遅いと、日々不満の声。

友人からの連絡をチェックしているか、食事中はもちろん、何をするにも嬉々としてスマホ片手の生活にどっぷりと浸かっている愚息らよ、数年後には、そんな父の気持ちを理解するのだよ。

 

◆◇◆◇◆  第21回アジア獣医師会連合(FAVA)大会の開催について  ◇◆◇◆◇◆◇◆

◇                                        ◇

◆  第21回アジア獣医師会連合(FAVA)大会は、2022年11月11日(金)~       ◆

◇  13日(日)に福岡市のヒルトン福岡シーホークにおいて、第40回獣医       ◇

◆  学術学会年次大会と同時開催されます。                    ◆

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◆ 【お知らせ】                                 ◆

◇  第一次参加登録の締切を10月17日(月)正午まで延長いたしましたので、     ◇

◆  登録がお済でない方は、ホームページ( https://fava2022.com/ )から、     ◆

◇  忘れずにご登録をお願いいたます。                      ◇

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このたびロシアの侵攻を受けて来日した避難民の飼育犬について、動物検疫の要件である、①個体識別のためのマイクロチップの挿入、②狂犬病ワクチンの2回以上接種、③抗体価の確認という条件を満たした犬について、犬等の輸出入検疫規則第4条第5項に基づき、災害救助犬等と同様に最長180日間の犬の検疫期間は健康観察、報告等を条件に、避難先等の動物検疫所外で係留を行うことが認められることとなりました。

獣医師による避難犬への支援対応については、獣医療の提供等によりウクライナ避難民の飼育動物の健康管理に寄与できること、狂犬病の侵入を懸念する一般市民の安心感の醸成に貢献できること、狂犬病予防法に基づく登録やワクチン接種等の意義・必要性をアピールする良い機会となること、本会が取り組んでいるワンヘルス活動の一環となること等から、獣医師会組織としても積極的に取り組む必要があると考えています。

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■■■ 獣医学術学会年次大会の開催について ■■■

令和3年度の獣医学術学会年次大会は、令和4年1月21日(金)~2月6日(日)の間でWEB開催(オンデマンド動画配信)しました。

なお、令和2年度獣医学術学会年次大会オンラインセミナーと同様、本大会も後日再配信の予定です。

令和4年度の獣医学術学会年次大会は、令和4年11月11日(金)~13日(日)に福岡市のヒルトン福岡シーホークにおいて、第21回アジア獣医師会連合(FAVA)大会と同時開催の予定です。

■■■ 動物感謝デー in JAPANについて ■■■

2022動物感謝デーについては、10月1日に東京都上野恩賜公園にて動物愛護週間中央行事(屋外行事)と同時開催の予定です。

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■■■ 日本獣医師会ホームページ更新情報 ■■■

日本獣医師会ホームページの最近の掲載情報で、特に獣医師を含め関係者の方々に読んでいただきたいものを紹介します。

◆トップページの上段に、新型コロナウイルス感染症についてのリンクを設けました。

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◆トピックスに「マイクロチップ登録制度運用機関において管理されている登録情報の法定登録への移行について」を掲載しています。

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◆学会・セミナーの開催についての広報は、新着情報の他、それぞれ、学会・セミナーに移してまとめましたのでご確認ください。

  • 主要会議・委員会の開催状況

このコーナーには、日本獣医師会の総会、理事会等の議事概要を掲載します。

  • 部会活動等

日本獣医師会では、職域別部会制の下で、委員会活動が行われそれぞれの職域における施策が検討されています。

ここでは、開催された部会委員会の会議概要を順次掲載しています。前期部会委員会の報告書も掲載いたします。

なお、特別委員会、部会委員会における検討の成果を踏まえ、関係省庁等への要請活動を含め各般の事業活動を行っています。

  • 地区学会・大会関連情報の広報を希望する場合は、広報を希望する内容等をPDFファイルで送付していただくか、または、リンク先を教えていただければ、掲載することが可能です。

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◆獣医学に関する学会・セミナー・研究会等の開催を計画されている方で、開催情報の日本獣医師会会員サイトでの紹介を希望する場合は、下段の学会・セミナーのアイコンから学会セミナー情報の「掲載申込フォーム」の項目を入力し、できるだけ早めに申し込んでください。

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  • 【獣医師生涯研修事業に関するお知らせ】

2021年度(令和3年度)に取得したポイント(研修実績)の申告期限は令和4年7月31日(日)をもって締め切りましたが、申告をお忘れの方がおられましたら、獣医師生涯研修担当( morio@nichiju.or.jp )まで早急お知らせください。

獣医師生涯研修事業に関するお知らせは、ホームページ左欄の「獣医師人材養成」に取りまとめました。

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  • 【英語版サイトに関するお知らせ】

海外の方々への情報提供のために、英語版の日本獣医師会ホームページを開設しました。

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日本獣医師会とその活動(アジア地域臨床獣医師総合研修事業等の国際交流事業等)に関する情報が英文で掲載されています。

■■■ 日本獣医師会雑誌(日獣会誌)8月号について ■■■

★8月号は8月20日ごろ発送いたしました。主な内容は以下のとおりです。

  • 巻頭言:第79回通常総会 会長挨拶  藏内勇夫
  • 【日本獣医師会雑誌通巻900号発刊の記念特別企画】

論   説:-各分野で活躍する獣医師のさらなる飛躍に向けて(XI)- 日本獣医師会の役割と職域別課題への具体的な対応  境政人

  • 会議報告:第79回通常総会の開催

:令和4年度第2回理事会の開催

:令和4年度第3回理事会の開催

  • 解説・報告:-ワンヘルスの実践と今後の可能性 ~動物・人・自然環境(Ⅶ)- 福岡県におけるワンヘルスの取組み  左藤秀樹 他

:-特別委員会・職域別部会委員会活動報告(Ⅶ)- (家畜衛生・公衆衛生委員会)家畜衛生・公衆衛生委員会における取組みについて  加地祥文

:- 獣医療とコミュニケーション(Ⅷ)- リスクコミュニケーションにおける獣医師の多様な役割  吉田省子

  • 行政・獣医事:「愛玩動物における遠隔診療の適切な実施に関する指針」のとりまとめについて
  • 紹   介:「第21 回アジア獣医師会連合(FAVA)大会」共同記者会見を開催
  • 獣医師生涯研修事業のページ:Q&A 小動物編
  • 日本獣医師会獣医学術学会誌公開論文の紹介

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三重県獣医師会 御中
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◆◇◆◇◆ メルマ⽇獣 第 208 号 ◆◇◆◇◆
2022 年 7 ⽉ 1 ⽇(⾦)
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会⻑短信「春夏秋冬(99)」
第 79 回通常総会が 3 年ぶりにご来賓をお迎えして成功裏に開催
令和 4 年 6 ⽉ 22 ⽇、⽇本獣医師会第 79 回通常総会が 3 年ぶりに多数のご来賓、賛助会
員等のご臨席を得て開催されました。
国会からは、森英介⾃⺠党獣医師問題議員連盟幹事⻑、古屋範⼦公明党獣医師・動物看護
師問題議員懇話会会⻑、河⻄宏⼀公明党衆議院議員、関係省庁からは、⼩川良介農⽔省消費・
安全局⻑、奥⽥直久環境省⾃然環境局⻑、武井貞治厚労省⼤⾂官房審議官、⾥⾒朋⾹⽂科省
⼤⾂官房審議官、関係団体からは、中川俊男⽇本医師会会⻑ほか多数のご来賓にご出席いた
だき、祝意のご挨拶を頂戴しました。
また、同⽇は参議院議員選挙公⽰⽇と重なったことから、⽇本獣医師連盟が推薦する⾃⾒
はなこ参議院議員が遊説姿のまま会場に駆けつけ、⼒強く選挙戦を勝ち抜く決意を表明さ
れました。
本総会では、やはり改正動物愛護管理法に基づく販売⽤の⽝・猫に対するマイクロチップ
(MC)の装着・登録制度の運⽤に議論が集中しました。
新たな法定登録制度は本会が指定登録機関となって 6 ⽉ 1 ⽇に施⾏されたにもかかわら
ず、具体的な制度運⽤が確定しない上に、令和 4 年度予算において本会は多額の⾚字運⽤
を余儀なくされることが報告されました。
更に、従来の AIPO 登録事業も別途運⽤を継続せざるを得なくなったことから、法定登
録制度との⼆重運⽤の困難性が懸念されました。
このように新たな MC 登録制度は波乱のスタートとなりましたが、4 ⽉ 27 ⽇に開催され
た全国獣医師会会⻑会議、6 ⽉ 1 ⽇に開催された令和 4 年度第 1 回理事会等における議論
の成果により、本会の対応への会員のご理解とご⽀援の輪が広がり、お陰様で総会上程議案
はいずれも全会⼀致で可決・承認していただきました。
MC 登録制度を所管する環境省においても、新制度の不備については⼗分認識いただい
ており、施⾏後においても環境省と本会において集中的な協議を⾏い、法定登録制度と
AIPO 登録事業の仕組みについて、将来の姿も⾒据えながら、抜本的な運⽤改善⽅法を検討
することとされています。
その協議の過程においては、当分の間は両登録制度を並⾏して運⽤せざるを得ないもの
と考えており、地⽅獣医師会、会員構成獣医師及び動物取扱業者の皆様⽅並びに⽝、猫等の
飼い主の皆様⽅には、引き続きご理解とご協⼒を賜りますようお願いいたします。
なお、MC 登録制度ばかりでなく、新型コロナウイルス感染症などの動物由来の⼈獣共通
感染症対策及びワンヘルスの実践体制の整備、愛玩動物看護師法の適正な運⽤を含む専⾨
的な獣医療提供体制の整備、公務員獣医師と産業動物診療獣医師の確保と処遇改善等の重
要課題が⼭積しています。
このため、参議院議員選挙後の 7 ⽉ 21 ⽇に⾃⺠党獣医師問題議員連盟総会を約 10 年ぶ
りに開催していただくことになりましたので、国会議員の先⽣⽅のご指導も頂戴しながら、
諸課題の迅速な解決に向けて引き続き尽⼒して参ります。
令和 4 年 7 ⽉ 1 ⽇ 公益社団法⼈⽇本獣医師会 会⻑ 藏内 勇夫
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┏━━━━━━━ ■□■ フォントについてのご注意 ■□■ ━━━━━━━┓
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┃ フォントのズレが発⽣した場合は、お⼿数ですがプロポーショナル ┃
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新型コロナ対応の緊急事態宣⾔、まん延防⽌等重点措置による⾏動制限の解除により飲
⾷店に活気が戻ってきました。
先⽇、2 年ぶりに学⽣時代のバイト先の集まりで居酒屋を訪れました。
この定例会は 40 年前、外⾷チェーン店のバイト仲間が年 1 度顔を合せる機会であり、今
回は久しぶりの再会です。
例年、当時の店⻑が独⽴して⽴ち上げた⼩料理屋を会場としているのですが、先⽉、30 年
間の営業に終⽌符を打ち、店を畳んで隠居されたとのことで、当⼈をお呼びし、これまでた
だ同然で飲⾷させていただいたお礼と慰労を兼ねた定例会となりました。
当時は社員、バイトを問わず、店⻑から仕事に対する姿勢や TPO による⾔葉遣い、⼈間
関係の在り⽅等社会⼈の基礎を厳しく教え込まれました。その⼀⽅で、仕事が終われば和洋
中を問わずリクエストに応え、残った⾷材で夜⾷のまかない飯を作ってくれ、⼀流店と遜⾊
ない料理に⾆⿎を打ちながら、店⻑の様々な話に⽿を傾ける時間が楽しみでもありました。
コロナ禍における苦労を微塵も語らず、「やることはやった」と、感慨もなく清々と杯を
⼝に運んでいる姿に寂しさを憶え、「コロナが終われば、もう⼀度、店⻑の⼿作り飯を楽し
みにしていたのに…」と、独り呟くと、遠くを⾒ていた眼(まなこ)をパッと⾒開き、こち
らに顔を向け「しょうがねえなぁ」と、⼝元を緩ませ嬉しそうに⼀度きりのアンコールを承
諾してくれました。
そこには 40 年前に厨房で⾒た、まかないに特製オムライスを頼んだときの笑顔がありま
した。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 第21回アジア獣医師会連合(FAVA)⼤会の開催につ
いて ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


◆ 第21回アジア獣医師会連合(FAVA)⼤会は、2022年11⽉11⽇(⾦)
〜13⽇(⽇)に ◆
◇ 福岡市のヒルトン福岡シーホークにおいて、第40回獣医学術学会年次⼤会と同
時 ◇
◆ 開催されます。



◆ 第⼀次参加登録は、8⽉1⽇(⽉)正午をもって締め切りとなりますのでホームペ
ージ ◆
◇ (https://fava2022.com/) から、お忘れなきようご登録をお願いいたします。



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■■■ ⽇本獣医師会メールマガジン(メルマ⽇獣)の購読について ■■■
⽇本獣医師会では、本メールマガジンの購読希望者を募集しています。
メルマ⽇獣のことを知らない獣医師の⽅には、メルマの内容を紹介のうえ、購読いただけ
るよう推薦をお願いします。
獣医師以外の⽅も購読可能ですのでお申し込みください。
■■■ ウクライナ避難⺠の飼育⽝に対する⽀援について ■■■
このたびロシアの侵攻を受けて来⽇した避難⺠の飼育⽝について、動物検疫の要件であ
る、①個体識別のためのマイクロチップの挿⼊、②狂⽝病ワクチンの2回以上接種、③抗体
価の確認という条件を満たした⽝について、⽝等の輸出⼊検疫規則第4条第5項に基づき、
災害救助⽝等と同様に最⻑ 180 ⽇間の⽝の検疫期間は健康観察、報告等を条件に、避難先
等の動物検疫所外で係留を⾏うことが認められたところです。
獣医師による避難⽝への⽀援対応については、獣医療の提供等によりウクライナ避難⺠
の飼育動物の健康管理に寄与できること、狂⽝病の侵⼊を懸念する⼀般市⺠の安⼼感の醸
成に貢献できること、狂⽝病予防法に基づく登録やワクチン接種等の意義・必要性をアピー
ルする良い機会となること、本会が取り組んでいるワンヘルス活動の⼀環となること等か
ら、獣医師会組織としても積極的に取り組む必要があると考えています。
このため、当該避難⺠の⽝が飼育される予定の都道府県の地⽅獣医師会及び会員構成獣
医師には、これらの避難⽝に対する⽀援を⾏っていただき、それに要する費⽤については、
全国の地⽅獣医師会及び会員構成獣医師の皆様に募集活動をお願いしている⽀援⾦を活⽤
することとしております。地⽅獣医師会並びに会員構成獣医師におかれましては、本活動に
対し、ご理解とご協⼒を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
■■■ ⼥性獣医師応援ポータルサイト‐⼥性獣医師の「いきいきと働く」を応援します!
‐の開設について ■■■
⽇本獣医師会では、⼥性獣医師の就業を⽀援する「⼥性獣医師応援ポータルサイト‐⼥性
獣医師の『いきいきと働く』を応援します!‐」を開設しました。
本会ホームページのトップページにリンクのアイコンを掲載しています。
ぜひご覧ください。
■■■ 獣医学術学会年次⼤会の開催について ■■■
令和 3 年度の獣医学術学会年次⼤会は、令和 4 年 1 ⽉ 21 ⽇(⾦)〜2 ⽉ 6 ⽇(⽇)の間
で WEB 開催(オンデマンド動画配信)しました。
なお、令和 2 年度獣医学術学会年次⼤会オンラインセミナーと同様、本⼤会も後⽇再配
信の予定です。
令和 4 年度の獣医学術学会年次⼤会は、令和 4 年 11 ⽉ 11 ⽇(⾦)〜13 ⽇(⽇)に福岡
市のヒルトン福岡シーホークにおいて、第 21 回アジア獣医師会連合(FAVA)⼤会と同時
開催の予定です。
■■■ 動物感謝デー in JAPANについて ■■■
2022 動物感謝デーについては、10 ⽉ 1 ⽇に東京都上野恩賜公園にて動物愛護週間中央⾏
事(屋外⾏事)と同時開催の予定です。
動物感謝デーのサイト:http://doubutsukansha.jp/
■■■ ⽇本獣医師会ホームページ更新情報 ■■■
⽇本獣医師会ホームページの最近の掲載情報で、特に獣医師を含め関係者の⽅々に読ん
でいただきたいものを紹介します。
◆トップページの上段に、新型コロナウイルス感染症についてのリンクを設けました。
コロナウイルス感染症関係情報を掲載しています。
◆トピックスに「マイクロチップ登録制度運⽤機関において管理されている登録情報の
法定登録への移⾏について」を掲載しています。
◆トピックスに令和 3 年度「⼥性獣医師等就業⽀援研修」開催のお知らせを掲載してい
ます。
◆トピックスに⽇本獣医学⽣協会(JAVS)からのお知らせを掲載しています。
◆トピックスで、令和 2 年度獣医学術学会年次⼤会オンラインセミナーについて動画を
掲載しています。
◆新着情報・⼈材募集に、臨床獣医師、公務員等の獣医師及び⼤学教員等の募集を多数掲
載しています。
◆学会・セミナーの開催についての広報は、新着情報の他、それぞれ、学会・セミナーに
移してまとめましたのでご確認ください。
●主要会議・委員会の開催状況
このコーナーには、⽇本獣医師会の総会、理事会等の議事概要を掲載します。
●部会活動等
⽇本獣医師会では、職域別部会制の下で、委員会活動が⾏われそれぞれの職域におけ
る施策が検討されています。
ここでは、開催された部会委員会の会議概要を順次掲載しています。前期部会委員会
の報告書も掲載いたします。
なお、特別委員会、部会委員会における検討の成果を踏まえ、関係省庁等への要請活
動を含め各般の事業活動を⾏っています。
●地区学会・⼤会関連情報の広報を希望する場合は、広報を希望する内容等を PDF ファイ
ルで送付していただくか、または、リンク先を教えていただければ、掲載することが可能で
す。
◆獣医学に関する学会・セミナー・研究会等の開催を計画されている⽅で、開催情報の⽇
本獣医師会会員サイトでの紹介を希望する場合は、下段の学会・セミナーのアイコンから学
会セミナー情報の「掲載申込フォーム」の項⽬を⼊⼒し、できるだけ早めに申し込んでくだ
さい。
(⼈材募集の掲載も同様に申し込めます。)
●【獣医師⽣涯研修事業に関するお知らせ】
2021 年度(令和 3 年度)に取得したポイント(研修実績)の報告期限は令和 4 年 7 ⽉
31 ⽇(⽇)を予定しています。取得ポイントが 10 ポイントを超えている⽅は、期限までに
忘れずに申告してください。
獣医師⽣涯研修事業に関するお知らせは、ホームページ左欄の「獣医師⼈材養成」に取
りまとめました。
Eメールアドレスの登録がお済みでない⽅には各種連絡事項がお伝えできませんので、
センターシステム (https://vcep.nichiju.or.jp/ ) から早めにアドレスをご登録ください。
●【英語版サイトに関するお知らせ】
海外の⽅々への情報提供のために、英語版の⽇本獣医師会ホームページを開設しまし
た。
トップページ右肩の”English”の表⽰からアクセスできます。
⽇本獣医師会とその活動(アジア地域臨床獣医師総合研修事業等の国際交流事業等)に
関する情報が英⽂で掲載されています。
■■■ ⽇本獣医師会雑誌(⽇獣会誌)6⽉号について ■■■
★6 ⽉号は 6 ⽉ 20 ⽇ごろ発送いたしました。主な内容は以下のとおりです。
●【⽇本獣医師会雑誌通巻 900 号発刊の記念特別企画】
論 説:−各分野で活躍する獣医師のさらなる⾶躍に向けて(Ⅸ)− ⼩動物臨
床分野における教育の充実と将来展望 岡野昇三
●会議報告:令和 4 年度 第 1 回全国獣医師会会⻑会議の開催
●解説・報告:−ワンヘルスの実践と今後の可能性 〜動物・⼈・⾃然環境 −
(Ⅰ)カエルツボカビと新型コロナにみる感染症の⽣態学的研究の意義
五箇公⼀
(Ⅱ)森林⽣態系の減少、劣化と野⽣動物由来感染症 岡部貴美⼦
(Ⅲ)ワンヘルスアプローチに基づく薬剤耐性問題への対応 〜家畜衛⽣
分野における研究開発の⽴場から〜 ⼩林創太
(Ⅳ)One Health:動物の感染症から考える 前⽥ 健
:−特別委員会・職域別部会委員会活動報告(Ⅴ)− (産業動物臨床・家
畜共済委員会) 産業動物臨床・家畜共済委員会の取組みについて 横尾 彰
:−獣医療とコミュニケーション(Ⅵ)− 産業動物獣医療の中の⼼理学
窪⽥健太郎
●紹 介:5G モバイル及び次世代 MR(複合現実)融合技術を⽤いた遠隔オンライ
ン Hands-on ⼤動物臨床実習の開発 佐々⽊直樹 他
●獣医師⽣涯研修事業のページ:Q&A ⼩動物編
●⽇本獣医師会獣医学術学会誌公開論⽂の紹介
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住所・勤務先等に変更のある⽅は、
所属先の都道府県市獣医師会に必ず連絡してください。
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※⽇本獣医師会メールマガジン(メルマ⽇獣)は、メールマガジンの購読を申し込まれた⽅
に対する情報の提供に加え、弊会主催の各種事業等に参加・協⼒・指導いただいた獣医師の
⽅を含め関係者の⽅々、更に、その他本会に関係する省庁・⾃治体・団体・企業等の⽅々に、
⽇本獣医師会の活動の⼀端を紹介させていただくためにお送りしています。
※メールアドレスの変更・追加・配信停⽌等の必要の際はお⼿数ですが、
webmaster@nichiju.or.jp までご連絡ください。
─────────────────────────────────────
メルマ⽇獣は、毎⽉発⾏し、最新の情報をタイムリーにお知らせします。
ご愛顧の程お願いします。
獣医師以外の⼀般市⺠の⽅々もこのメールマガジンの利⽤が可能ですので、獣医師会の
活動状況をお知りになりたい⽅は、お申し込みください。
また、配信を希望される⽅をご紹介願います。
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◆公益社団法⼈ ⽇本獣医師会ホームページ http://nichiju.lin.gr.jp/
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公益社団法⼈ ⽇ 本 獣 医 師 会
Japan Veterinary Medical Association
―いのちみつめる。いのち育む。―
Tel:03-3475-1601 Fax:03-3475-1604
お問合せ:ask@nichiju.or.jp
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○        メルマ日獣購読推進中             ○
●  知り合いの方に未購読の方がいたら、購読を勧めてください  ●
○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○
◆◇◆◇◆ メルマ日獣 第207号 ◆◇◆◇◆
2022年6月6日(月) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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会長短信「春夏秋冬(98)」
マイクロチップ法定登録制度の施行後も、抜本的な運用改善を継続
令和4年6月1日、待望の動物愛護管理法に基づく販売用の犬・猫に対するマイクロチップ(MC)の装着・登録制度がスタートしました。
本会が平成8年度から26年間にわたり取り組んできたAIPO登録事業は、令和3年度末の登録頭数が286万頭に達するまでに普及・定着しました。
この民間ベースの登録事業がいよいよ法定制度に発展し、本会は指定登録機関として獣医師会組織を挙げて国民に貢献できるものと期待していました。
しかし、このような期待に反し、新たな法定登録制度はAIPO登録事業とは全く別の仕組みとされ、獣医師による情報検索は認められず、地方獣医師会の位置付けもなく、しかも指定登録機関としての本会は多額の赤字運用を強いられる見込みとなることが明らかとなりました。
更に、法定制度の施行直前になっても、未だに具体的な制度運用が確定されていない事態となっています。
また、全国1,700余の市町村等のうち、狂犬病予防法の特例に参加する自治体は5月末現在で僅か8%程度にとどまっており、真のワンストップサービスとしての機能は次期の法改正を待たざるを得ない状況となっています。
当初は2月1日に開催が予定されていた全国の獣医師向けWeb説明会も、ようやく5月19日に開催されました。本説明会には1,500名を超える参加者があり、制度運用の中核を担う獣医師の皆様の関心の高さを伺うことができました。
しかし、説明後の質疑応答においては、「このように複雑で未確定な制度について、施行直前に理解し実行せよと言われても対応困難である。」とのご批判が多数寄せられました。
本制度の施行日の6月1日には、本会の令和4年度第1回理事会が開催されましたが、説明会と同様に、付加価値情報を含めた制度全体の具体的な情報提供の遅延、AIPO事業の成果が生かされていない制度設計の不備、獣医師による貢献機会の欠如、本会における多額の赤字の発生見込みなど、多くの理事や監事から強い懸念が述べられました。
併せて、早急に環境省など所管省庁と制度の見直し協議を行い、より現場の実態に即し、かつAIPO事業の実績と経験を踏まえた獣医師会組織の活動が生かせる制度への見直しが強く要請されました。
このような議論を受けて、私からは、本制度の施行後にあっても、国会議員のご指導をいただきながら、環境省等と協議を継続し、これらの課題解決に努力していくこと、環境省自然環境局長には6月22日に開催される本会の第79回通常総会までには、地方獣医師会及び会員構成獣医師の皆様が納得できる改善案を提示していただくよう強くお願いした旨をご説明いたしました。
いずれにしても、新たな法定登録制度が国民全体の利益に繋がるよう尽力していくことが私達獣医師会組織の使命であることを強く認識し、その実現に向けて皆様のご理解とご支援を賜りますよう改めてお願いいたします。
令和4年6月6日  公益社団法人日本獣医師会 会長  藏内 勇夫

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今年のゴールデンウィークは、3年ぶりに新型コロナ対応の緊急事態宣言、まん延防止等重点措置による行動制限もなく、国内外への旅行で観光等を楽しまれた方も多いのではないでしょうか。
我が家も、久しぶりに県外へ墓参りに出かける機会を得ることができました。いつもなら憂鬱な高速道路の渋滞も、ノロノロ運転に懐かしさを憶えつつ、普段聞けないCDをゆっくりと堪能できました。
途中で立ち寄ったサービスエリアでは、注文した食事をセルフで利用するテーブルは閑散としており、多くの利用者が手作りパンやテイクアウトできるものを購入して車内に持ち帰る等、感染対策に努めておりました。
残念だったのは、お目当ての飲食店がコロナ禍で休業しており、楽しみにしていたご当地名物を口にすることが叶わなかったことで、一同、来年の再会に期待しつつ、車に戻りました。
その際、我が車をはじめ、数台が隣と一台スペースを開けて駐車していることに気づき、これもソーシャルディスタンスの一環か?と変に納得させられました。
高速を降り、対向車もない田舎道に入ると、マスクを外し、窓を全開にして心地よい風を浴びながら、ハンドルを握りました。
そして、フロントガラスに雄大に広がる白とブルーの最高峰に魅せられながら、この解放感が当たり前の日常となることを願わずにいられませんでした。
■■■ 日本獣医師会メールマガジン(メルマ日獣)の購読について ■■■
日本獣医師会では、本メールマガジンの購読希望者を募集しています。
メルマ日獣のことを知らない獣医師の方には、メルマの内容を紹介のうえ、購読いただけるよう推薦をお願いします。
獣医師以外の方も購読可能ですのでお申し込みください。
■■■ ウクライナ避難民の飼育犬に対する支援について ■■■
このたびロシアの侵攻を受けて来日した避難民の飼育犬について、動物検疫の要件である、①個体識別のためのマイクロチップの挿入、②狂犬病ワクチンの2回以上接種、③抗体価の確認という条件を満たした犬について、犬等の輸出入検疫規則第4条第5項に基づき、災害救助犬等と同様に最長180日間の犬の検疫期間は健康観察、報告等を条件に、避難先等の動物検疫所外で係留を行うことが認められる予定です。
獣医師による避難犬への支援対応については、獣医療の提供等によりウクライナ避難民の飼育動物の健康管理に寄与できること、狂犬病の侵入を懸念する一般市民の安心感の醸成に貢献できること、狂犬病予防法に基づく登録やワクチン接種等の意義・必要性をアピールする良い機会となること、本会が取り組んでいるワンヘルス活動の一環となること等から、獣医師会組織としても積極的に取り組む必要があると考えています。
このため、当該避難民の犬が飼育される予定の都道府県の地方獣医師会及び会員構成獣医師には、これらの避難犬に対する支援を行っていただき、それに要する費用については、全国の地方獣医師会及び会員構成獣医師に支援金の募集への協力依頼を行うこととしております。地方獣医師会並びに会員構成獣医師におかれましては、本活動に対し、ご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
■■■ 第21回アジア獣医師会連合(FAVA)大会の開催について ■■■
第21回アジア獣医師会連合(FAVA)大会は、2022年11月11日(金)~13日(日)に福岡市のヒルトン福岡シーホークにおいて、第40回獣医学術学会年次大会と同時開催の予定です。
プログラムブックを日本獣医師会雑誌5月号に同封いたしました。また、ホームページ( https://fava2022.com/ )が開設され、参加登録、演題登録が可能となりました。
■■■ 女性獣医師応援ポータルサイト―女性獣医師の「いきいきと働く」を応援します!―の開設について ■■■
日本獣医師会では、女性獣医師の就業を支援する「女性獣医師応援ポータルサイト-女性獣医師の『いきいきと働く』を応援します!-」を開設しました。
本会ホームページのトップページにリンクのアイコンを掲載しています。
ぜひご覧ください。
■■■ 獣医学術学会年次大会の開催について ■■■
令和3年度の獣医学術学会年次大会は、令和4年1月21日(金)~2月6日(日)の間でWEB開催(オンデマンド動画配信)しました。
なお、令和2年度獣医学術学会年次大会オンラインセミナーと同様、本大会も後日再配信の予定です。
令和4年度の獣医学術学会年次大会は、令和4年11月11日(金)~13日(日)に福岡市のヒルトン福岡シーホークにおいて、第21回アジア獣医師会連合(FAVA)大会と同時開催の予定です。
■■■ 動物感謝デー in JAPAN について ■■■
2022動物感謝デーについては、10月1日に東京都上野恩賜公園にて動物愛護週間中央行事(屋外行事)と同時開催の予定です。
動物感謝デーのサイト:http://doubutsukansha.jp/
■■■ 日本獣医師会ホームページ更新情報 ■■■
日本獣医師会ホームページの最近の掲載情報で、特に獣医師を含め関係者の方々に読んでいただきたいものを紹介します。
◆トップページの上段に、新型コロナウイルス感染症についてのリンクを設けました。
コロナウイルス感染症関係情報を掲載しています。
◆トピックスに「マイクロチップ登録制度運用機関において管理されている登録情報の法定登録への移行について」を掲載しています。
◆トピックスに令和4年度「女性獣医師等就業支援研修」開催のお知らせを掲載する予定です。
◆トピックスに日本獣医学生協会(JAVS)からのお知らせを掲載しています。
◆トピックスで、令和2年度獣医学術学会年次大会オンラインセミナーについて動画を掲載しています。
◆新着情報・人材募集に、臨床獣医師、公務員等の獣医師及び大学教員等の募集を多数掲載しています。
◆学会・セミナーの開催についての広報は、新着情報の他、それぞれ、学会・セミナーに移してまとめましたのでご確認ください。
●主要会議・委員会の開催状況
このコーナーには、日本獣医師会の総会、理事会等の議事概要を掲載します。
●部会活動等
日本獣医師会では、職域別部会制の下で、委員会活動が行われそれぞれの職域における施策が検討されています。
ここでは、開催された部会委員会の会議概要を順次掲載しています。前期部会委員会の報告書も掲載いたします。
なお、特別委員会、部会委員会における検討の成果を踏まえ、関係省庁等への要請活動を含め各般の事業活動を行っています。
●地区学会・大会関連情報の広報を希望する場合は、広報を希望する内容等をPDFファイルで送付していただくか、または、リンク先を教えていただければ、掲載することが可能です。
連絡先:morio@nichiju.or.jp
◆獣医学に関する学会・セミナー・研究会等の開催を計画されている方で、開催情報の日本獣医師会会員サイトでの紹介を希望する場合は、下段の学会・セミナーのアイコンから学会セミナー情報の「掲載申込フォーム」の項目を入力し、できるだけ早めに申し込んでください。
(人材募集の掲載も同様に申し込めます。)
●【獣医師生涯研修事業に関するお知らせ】
2021年度(令和3年度)に取得したポイント(研修実績)の報告期限は令和4年7月31日(日)を予定しています。取得ポイントが10ポイントを超えている方は、期限までに忘れずに申告してください。
獣医師生涯研修事業に関するお知らせは、ホームページ左欄の「獣医師人材養成」に取りまとめました。
Eメールアドレスの登録がお済みでない方には各種連絡事項がお伝えできませんので、センターシステム(https://vcep.nichiju.or.jp/ )から早めにアドレスをご登録ください。
●【英語版サイトに関するお知らせ】
海外の方々への情報提供のために、英語版の日本獣医師会ホームページを開設しました。
トップページ右肩の”English”の表示からアクセスできます。
日本獣医師会とその活動(アジア地域臨床獣医師総合研修事業等の国際交流事業等)に関する情報が英文で掲載されています。
■■■ 日本獣医師会雑誌(日獣会誌)5月号について ■■■
★5月号は5月20日ごろ発送いたしました。主な内容は以下のとおりです。
●【日本獣医師会雑誌通巻900号発刊の記念特別企画】
論   説:-各分野で活躍する獣医師のさらなる飛躍に向けて(Ⅷ)- 獣医学教育の将来展望と日本獣医師会への期待  三角 一浩
●会議報告:令和3年度 第6回理事会の開催
●解説・報告:特別委員会・職域別部会委員会活動報告(Ⅳ)(学術部会学術・教育・研究委員会) 獣医学術学会年次大会の役割と今後の展開  佐藤 れえ子
:-獣医療とコミュニケーション(Ⅴ)- 獣医療における Shared Decision Making の可能性  伊藤 優真
●紹   介:インターペット~人とペットの豊かな暮らしフェア~開催される
:WVAニュースレター 2022年3月
●獣医師生涯研修事業のページ:Q&A 動物産業動物編
●日本獣医師会獣医学術学会誌公開論文の紹介
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住所・勤務先等に変更のある方は、
所属先の都道府県市獣医師会に必ず連絡してください。
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※日本獣医師会メールマガジン(メルマ日獣)は、メールマガジンの購読を申し込まれた方に対する情報の提供に加え、弊会主催の各種事業等に参加・協力・指導いただいた獣医師の方を含め関係者の方々、更に、その他本会に関係する省庁・自治体・団体・企業等の方々に、日本獣医師会の活動の一端を紹介させていただくためにお送りしています。
※メールアドレスの変更・追加・配信停止等の必要の際はお手数ですが、webmaster@nichiju.or.jp までご連絡ください。
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メルマ日獣は、毎月発行し、最新の情報をタイムリーにお知らせします。
ご愛顧の程お願いします。
獣医師以外の一般市民の方々もこのメールマガジンの利用が可能ですので、獣医師会の活動状況をお知りになりたい方は、お申し込みください。
また、配信を希望される方をご紹介願います。
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◆◇◆◇◆ メルマ日獣 第206号 ◆◇◆◇◆

2022年5月9日(月)
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会長短信「春夏秋冬(97)」

全国獣医師会会長会議においてマイクロチップ登録事業の運用改善を目指して活発な議論

4月27日、通常は毎年10月初旬に開催される全国獣医師会会長会議を急遽開催させていただきました。

その主な議題は、5月1日に全面施行される新法の愛玩動物看護師法の具体的な運用内容と獣医師及び獣医師会の対応方向の確認、並びに6月1日に施行される改正動物愛護管理法に基づく販売用の犬・猫へのマイクロチップ(MC)装着・登録の義務付けと指定登録機関としての本会の役割等についての議論でした。

特に後者については、制度運用についての具体的な情報提供が無い、新たな法定登録と本会のAIPO登録への対応方針が不明、法定登録事務に獣医師及び地方獣医師会が貢献できない、狂犬病予防事業とのワンストップサービスの方法が煩雑等、地方獣医師会や会員構成獣医師から多くの懸念が寄せられていました。

このため、法施行前に獣医師会組織としてのコンセンサスと方向性を可能な限り取りまとめいただくことが会議の目的でした。

MC登録に関する課題は、26年間にわたりAIPO登録事業を推進してきた本会と、法定登録事業を企画する環境省との間で、運営方針が大きく異なることにあります。

第1に、現在280万件登録されているAIPO登録情報を法定登録情報に一括移管するのではなく、法定登録情報とAIPO登録情報を別々に管理すべきとされていることです。

このため、類似の登録事務を二重に運営するという無駄が生じるばかりでなく、それぞれに億単位の赤字が発生することが懸念されています。

第2に、獣医師による法定登録情報の検索が認められないため、逸走時・事故発生時・災害時における獣医師による救護活動ができず、また、MC制度における地方獣医師会の活動が全く認められていないことです。

第3に、MC登録を行った犬・猫の飼い主などの利便性向上を目的とした、狂犬病などの予防注射履歴、健康診断などの診療情報、保険情報などの付加価値情報の提供が認められないことです。

第4に、MC登録事業と狂犬病予防事業のワンストップサービスが中途半端かつ複雑で、かえって市町村や地方獣医師会に混乱をもたらしていることです。

本会は理事会、地方獣医師会及び会員構成獣医師からのご意見やご助言を踏まえて環境省と調整を進めてきましたが、昨年末に公表されたMC制度運用の詳細を規定する環境省令案には、上記の課題についての本会の要望は全く反映されないことが明らかとなりました。

このため、本会としては本年1月以降、日本獣医師連盟と連携して関係国会議員へ積極的に要請活動を行ってまいりました。

また、私からは、環境省自然環境局長に直接面談の上、具体的な改善方策の提示を要請いたしました。

さらに本年6月1日の改正動物愛護管理法の施行を待たず、MC関連事務の抜本的再構築等が必要と判断し、次期の同法の改正を視野に狂犬病予防法の改正を含む要請活動を日本獣医師連盟と連携して推進してまいります。

地方獣医師会及び会員構成獣医師の皆様におかれては、法施行を目前に控え、診療現場等での両登録事業への具体的な対応方法に苦慮されているものと承知していますが、このような現状に関してご理解をいただくとともに、引き続き本会の活動にご支援を賜りますようお願い申し上げます。

令和4年5月9日  公益社団法人日本獣医師会 会長  藏内 勇夫

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新年度を迎え、進級、進学、就職、人事異動等で多くの方が新たな環境での生活を開始されたことと思います。
中には、新たな人と出会い、学業や業務への期待より、見慣れぬ人、経験したことの無い世界に対し、目に見えぬ不安を募らせた方もいたのではないでしょうか。
私もその手のタイプで、一番の不安の種は、友達を作ること。成人するまで初対面の相手に声をかけるのにかなりの勇気を要したものです。
今となっては笑い話ですが、新たな環境でのシチュエーション、かける言葉を数日前から頭の中でイメージトレーニングしていました。そんな時に限って相手から声をかけられ、拍子抜けするのもつかの間、心の中ではよくぞ声をかけくれたと、最大の賛辞で相手を褒め称えていたのです。
知合いのいない進学先での生活を始めた愚息に「新しい友達はできたか?」と尋ねると、「だいぶ前にね。」と返してくる。「まだ、入学して間もないのに、“だいぶ前”はないだろう」と突っ込むと、「合格発表の日」と薄笑いを浮かべる。
話が見えず問いただすと、同日、自身のツイッターで同学科の合格者を募り、IT上で互いを紹介する等して数十人と仲良くなり、入学式では皆で申し合わせて食事をしてきたそうな。
声をかけ、また声をかけてくれた見知らぬ同級生が今となって40年来の付き合いとなっている身から「安易に手に入れたものは、簡単に壊れるものよ」と捨て台詞を放ち、噛み合わぬ会話を早々に締めくくりました。
出会い方はともあれ、この若く多感な時期、利害を超えた付き合いの中で、喜怒哀楽の時間を共有し、かけがえのない生涯の友に巡り合ってほしいものです。

■■■ 日本獣医師会メールマガジン(メルマ日獣)の購読について ■■■

日本獣医師会では、本メールマガジンの購読希望者を募集しています。
メルマ日獣のことを知らない獣医師の方には、メルマの内容を紹介のうえ、購読いただけるよう推薦をお願いします。
獣医師以外の方も購読可能ですのでお申し込みください。

■■■ ウクライナ避難民の飼育犬に対する支援について ■■■

このたびロシアの侵攻を受けて来日した避難民の飼育犬について、動物検疫の要件である、①個体識別のためのマイクロチップの挿入、②狂犬病ワクチンの2回以上接種、③抗体価の確認という条件を満たした犬について、犬等の輸出入検疫規則第4条第5項に基づき、災害救助犬等と同様に最長180日間の犬の検疫期間は健康観察、報告等を条件に、避難先等の動物検疫所外で係留を行うことが認められる予定です。
獣医師による避難犬への支援対応については、獣医療の提供等によりウクライナ避難民の飼育動物の健康管理に寄与できること、狂犬病の侵入を懸念する一般市民の安心感の醸成に貢献できること、狂犬病予防法に基づく登録やワクチン接種等の意義・必要性をアピールする良い機会となること、本会が取り組んでいるワンヘルス活動の一環となること等から、獣医師会組織としても積極的に取り組む必要があると考えています。
このため、当該避難民の犬が飼育される予定の都道府県の地方獣医師会及び会員構成獣医師には、これらの避難犬に対する支援を行っていただき、それに要する費用については、全国の地方獣医師会及び会員構成獣医師に支援金の募集への協力依頼をこととしております。地方獣医師会並びに会員構成獣医師におかれましては、本活動に対し、ご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

■■■ 第21回アジア獣医師会連合(FAVA)大会の開催について ■■■

第21回アジア獣医師会連合(FAVA)大会は、2022年11月11日(金)~13日(日)に福岡市のヒルトン福岡シーホークにおいて、第40回獣医学術学会年次大会と同時開催の予定です。
プログラムブックを日本獣医師会雑誌5月号に同封いたしました。また、ホームページ( https://fava2022.com/ )が開設され、参加登録、演題登録が可能となりました。

■■■ 女性獣医師応援ポータルサイト―女性獣医師の「いきいきと働く」を応援します!―の開設について ■■■

日本獣医師会では、女性獣医師の就業を支援する「女性獣医師応援ポータルサイト-女性獣医師の『いきいきと働く』を応援します!-」を開設しました。
本会ホームページのトップページにリンクのアイコンを掲載しています。
ぜひご覧ください。

■■■ 獣医学術学会年次大会の開催について ■■■

令和3年度の獣医学術学会年次大会は、令和4年1月21日(金)~2月6日(日)の間でWEB開催(オンデマンド動画配信)しました。
なお、令和2年度獣医学術学会年次大会オンラインセミナーと同様、本大会も後日再配信の予定です。
令和4年度の獣医学術学会年次大会は、令和4年11月11日(金)~13日(日)に福岡市のヒルトン福岡シーホークにおいて、第21回アジア獣医師会連合(FAVA)大会と同時開催の予定です。

■■■ 動物感謝デー in JAPANについて ■■■

2022動物感謝デーについては、10月1日に東京都上野恩賜公園にて動物愛護週間中央行事(屋外行事)と同時開催の予定です。

動物感謝デーのサイト:http://doubutsukansha.jp/

■■■ 日本獣医師会ホームページ更新情報 ■■■

日本獣医師会ホームページの最近の掲載情報で、特に獣医師を含め関係者の方々に読んでいただきたいものを紹介します。

◆トップページの上段に、新型コロナウイルス感染症についてのリンクを設けました。
コロナウイルス感染症関係情報を掲載しています。
◆トピックスに「マイクロチップ登録制度運用機関において管理されている登録情報の法定登録への移行について」を掲載しています。
◆トピックスに令和3年度「女性獣医師等就業支援研修」開催のお知らせを掲載しています。
◆トピックスに日本獣医学生協会(JAVS)からのお知らせを掲載しています。
◆トピックスで、令和2年度獣医学術学会年次大会オンラインセミナーについて動画を掲載しています。
◆新着情報・人材募集に、臨床獣医師、公務員等の獣医師及び大学教員等の募集を多数掲載しています。
◆学会・セミナーの開催についての広報は、新着情報の他、それぞれ、学会・セミナーに移してまとめましたのでご確認ください。

●主要会議・委員会の開催状況
このコーナーには、日本獣医師会の総会、理事会等の議事概要を掲載します。

●部会活動等
日本獣医師会では、職域別部会制の下で、委員会活動が行われそれぞれの職域における施策が検討されています。
ここでは、開催された部会委員会の会議概要を順次掲載しています。前期部会委員会の報告書も掲載いたします。
なお、特別委員会、部会委員会における検討の成果を踏まえ、関係省庁等への要請活動を含め各般の事業活動を行っています。

●地区学会・大会関連情報の広報を希望する場合は、広報を希望する内容等をPDFファイルで送付していただくか、または、リンク先を教えていただければ、掲載することが可能です。
連絡先:morio@nichiju.or.jp

◆獣医学に関する学会・セミナー・研究会等の開催を計画されている方で、開催情報の日本獣医師会会員サイトでの紹介を希望する場合は、下段の学会・セミナーのアイコンから学会セミナー情報の「掲載申込フォーム」の項目を入力し、できるだけ早めに申し込んでください。
(人材募集の掲載も同様に申し込めます。)

●【獣医師生涯研修事業に関するお知らせ】

2021年度(令和3年度)に取得したポイント(研修実績)の報告期限は令和4年7月31日(日)を予定しています。取得ポイントが10ポイントを超えている方は、期限までに忘れずに申告してください。

獣医師生涯研修事業に関するお知らせは、ホームページ左欄の「獣医師人材養成」に取りまとめました。
Eメールアドレスの登録がお済みでない方には各種連絡事項がお伝えできませんので、センターシステム(https://vcep.nichiju.or.jp/ )から早めにアドレスをご登録ください。

●【英語版サイトに関するお知らせ】
海外の方々への情報提供のために、英語版の日本獣医師会ホームページを開設しました。
トップページ右肩の”English”の表示からアクセスできます。
日本獣医師会とその活動(アジア地域臨床獣医師総合研修事業等の国際交流事業等)に関する情報が英文で掲載されています。

■■■ 日本獣医師会雑誌(日獣会誌)4月号について ■■■

★4月号は4月20日ごろ発送いたしました。主な内容は以下のとおりです。
●【日本獣医師会雑誌通巻900号発刊の記念特別企画】
論   説:-各分野で活躍する獣医師のさらなる飛躍に向けて(Ⅶ)- 獣医学生の動向と獣医公衆衛生学教育の将来の展望  丸山 総一
●解説・報告:特別委員会・職域別部会委員会活動報告(Ⅲ)(マイクロチップ普及推進検討委員会) 改正動物愛護管理法に基づく販売用犬猫へのマイクロチップ装着・登録の義務化に向けた対応と今後の課題  鳥海 弘
:-獣医療とコミュニケーション(Ⅳ)- 家畜保健衛生所の業務で必要となるコミュニケーションスキル            柴田 正志
●行政・獣医事:第73回獣医師国家試験の結果
●紹   介:WVAニュースレター 2022年2月
●獣医師生涯研修事業のページ:Q&A 小動物編
●日本獣医師会獣医学術学会誌公開論文の紹介

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所属先の都道府県市獣医師会に必ず連絡してください。
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