狂犬病とは?
狂犬病ウイルスを病原体とする人畜共通伝染病で、発症すると死亡率がほぼ100%の非常に恐ろしい病気です。日本では昭和32年以降国内での感染発症はありませんが、昭和45年に1名、平成18年に2名の方が、海外で犬に噛まれて感染し、帰国後に発症し死亡しています。海外では、現在でも毎年数万に及ぶ人が、この病気で死亡しており、動物の輸入増加や国際交流が盛んな現在、最も国内侵入が懸念されている病気のひとつです。
狂犬病予防注射
狂犬病予防法によって、生後3ヶ月以上の犬を飼う場合は、一生に一度の登録と年に一度の予防接種が義務付けられています。狂犬病予防接種は集合注射(毎年4・5月頃に市町村が主体となり実施されるもの)と個別注射(動物病院で接種をうけるもの)のいずれかで受けることが出来ます。
狂犬病予防法
犬の所有者は、犬を取得した日(生後90日以内の犬を取得した場合には、生後90日を経過した日)から30日以内に、その犬の所有地を管轄する市町村長に、犬の登録を申請しなければなりません。市町村は申請を原簿に登録し、その犬の所有者に鑑札を交付します。 犬の所有者はその鑑札を犬につけなければなりません。また犬が死亡したり所在地が変わった場合、または飼い主が変わった場合にも届出をしなければなりません。
所有者(または飼育者)が届け出なければならないこと
- 保健所に届け出ること
- 犬のこう傷届・・・所有する犬が人を噛んだ場合
- 犬の引き取り願・・・どうしても飼えなくなった犬を引き取ってもらいたい場合
- 市町村に届け出ること
- 犬の死亡届・・・飼い犬が死亡したとき
- 犬の所在地変更届・・・ 飼い犬の所在地を変更したとき
- 所有者(または飼育者)の住所を変更したとき
- 所有者の変更で、新しく飼い主になったとき