大災害が起きた時「広域避難所」に動物といっしょに避難することになります。しかし、そのとき避難所の中にいっしょに入れません。動物は、近くの「動物救護所」で過ごすことになります。そのために、必要な準備をしておきましょう。動物救護所では、愛犬愛猫に必要な生活用品を、基本的に飼い主の責任で揃えることになります。
- 愛犬愛猫の食事2週間分
- ケージ、リード、ハーネス
- 迷子札、鑑札票、マイクロチップの装着
- 食器
- 愛犬愛猫の写真を数枚(捜索や確認が必要な時に使います)
個体識別について
災害時には、愛犬愛猫が飼い主と離ればなれになることも往々にして発生します。行方不明のこの子達を探すために個体識別が大変重要になってきます。
身元を確認するためには、迷子札、登録鑑札票、首輪、リボン、マイクロチップ等がありますが、この中でも最も有効なものはマイクロチップです。マイクロチップは、動物の皮膚の下に専用注射器で埋め込みます。一度装着すれば、半永久的に間違いなく個体識別が可能です。
人命第一!
愛犬や愛猫が、災害を無事乗り切るための頼みの綱は、飼い主であるあなた自身です。まずはあなたが無事でなければなりません。慌てずに、まず、自分を含めた家族の安全を確保してください。
動物と一緒に避難する!
いくら避難所が近くても、危険地帯に指定されると自宅に戻れなくなる場合が発生します。自宅に残されて、自力で生活できる動物はいません。もちろん状況にもよりますが、事情の許す限り同行避難してください。
猫や小型犬はキャリーバックに!
人間もパニックになっていますが、特に猫はもっとパニックになっています。家でおとなしい猫でも外に出ると変わってしまう猫も多いようです。逃げてしまうと見つからないので、移動中は絶対に蓋を開けないようにしてください。安全な場所に着いて落ち着いてから開けるようにしてください。
首輸は少しきつめ、リードは丈夫なものを!
中型犬や大型犬は、救護所で入るケージは無い可能性が高く、2~3日はリードで係留して管理することになります。係留中だけでなく、避難途中でも首輪が抜けないよう、少しきつめにしておく必要があります。伸縮性のリードや胴輪はよくありません。