人と動物とのより良い共存社会を目指して

産業動物

TORI023産業動物とは、その飼育が畜主の経済行為として行われる動物の総称です。具体的には牛・豚・馬・羊・山羊・鶏・アヒル・ミツバチなど、その生産物や労働力が人間にとって有用になる動物たちを指します。

代表的なものだけでも三重県では、乳用牛 8,850頭、肉用牛    28,900頭※1、豚 133,000頭、採卵鶏 5,322,000羽※2などが飼養されています。(※1:H18.8.1現在 ※2:H16.2.1現在 農林水産統計調査より)

食の安全・安心が叫ばれ、農場段階における畜産物の安全性確保が課題となっています。こうした食の安全確保にも、産業動物にかかわる獣医師は取り組んでいます。例えば近年話題となっているBSE(牛海綿状脳症)については、その的確な防疫推進のため、死亡牛でも24ヶ月齢以上のものは全頭検査が義務付けられていますが、獣医師はこれに全面的に協力しています。

産業動物にかかわる獣医師の職種と仕事内容

1.個人開業の獣医師

三重県では10名を超える獣医師が、個人で開業して産業動物に携っています。診療対象は乳用牛(ホルスタイン種) や肉用牛(黒毛和種・交雑種など)、その繁殖用の母牛、生まれた子牛などが主ですが、ほとんどの獣医師は、犬猫などの小動物も診ます。産業動物の場合は、犬猫のように病院に来てくれませんので、全てこちらから往診をすることになります。内容としては、主に診療(例えば乳用牛の乳房炎や繁殖障害、関節炎、肉用牛の肺炎など)や人工授精、飼養衛生管理の指導などを行います。最近では、農家数が減少する一方、農家一戸あたりの産業動物の飼養頭数が増え、一戸あたりにかかる診療や指導時間が長引く傾向にあります。

2.農業団体所属の獣医師

産業動物にかかわる農業団体には酪農組合、農業共済(NOSAI)、農業協同組合(JA)などがあり、それぞれに獣医師が勤務して各団体の目的に応じた仕事を行っています。

3.経営コンサルタント専門の獣医師

主に、中小動物である豚や鶏の飼養農家を対象に、コンサルタント業務をおこなっています。

ポジティブリスト制度の概要

「ポジティブリスト制度」は、食品衛生法に基づき昨年5月29日に導入された新しい制度で、食品衛生法によって畜水産物に残留する農薬、動物用医薬品および飼料添加物等がこれまでより広く規制されるため、我々獣医師はこれまで以上に、生産者の方々にこの新しい制度を理解していただき、動物用医薬品等を適切に使用するよう指導して、食の安全、安心な畜産物を生産するための制度です。


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