入手のしかた
どこのペットショップでも購入することができます。
飼育のしかた
- 施設
市販の金網のゲージで飼うことができます。学校などのように大きな鳥小屋で飼う場合は、外形はニワトリの飼育舎と同様の施設で、下記のことに配慮したものにします。- 巣箱、自然の枝のとまり木、えさ入れ、水入れ、青菜さしを設置します。
- 小屋全体にイヌやネコが進入できないような金網を張ります。
- 床はネズミを防ぐためコンクリートにし、排泄口も網でふさぎます。
- 止まり木は自然の枝にする方がよいようです。それは、鳥が足の大きさによってちょうどよい大きさを選べるからです。
また、止まり木はすぐかじられてしまうので、ときどき新しいものに代えるようにします。
- えさ
- 市販の混合餌を与えます。自分で配合する場合は、アワ4、ヒエ3、キビ2、カナリーシード1の割合で混ぜて与えます。
- 皮付きの場合は、えさ入れの中に皮だけが残り、見た目にはえさが残っているように見えます。毎日えさ入れの皮を吹き飛ばし、新しいえさを足してやります。
- 週に一度は青菜類(コマツナ、レタス、キャベツなど)を与えます。
- カルシウム補給のために、ボレー粉をいつでも食べられるようにしておきます。
- 日常の世話
- 冬に気をつけること
セキセイインコは暑さや寒さには強いのですが、冬には、北風が吹き込まないように、ついたてをたてたり、ビニールシートをかけたりして工夫しましょう。
- 冬に気をつけること
- 繁殖
- 交尾
大きな小屋でたくさん飼っている場合は、オス、メス同数にしておき、巣箱の数のつがいの数と同じにしておくと、たがいに邪魔をし合うことがないのでよいでしょう。 - 産卵
1回に5~6個の卵を産みます。
産卵したら、巣箱の中を無理にのぞこうとしたりせず、静かに見守ることが大切です。 - ふ化
18日くらいの抱卵日数で、卵はふ化します。
ひなが巣から出てくるのはふ化後30日ぐらいからです。40日くらいたったら自分でえさを食べられるようになったひなを親から離すことができます。
- 交尾
- セキセイインコ豆知識
データ
寿 命: 7~8年
体 重: 30g~60g
体 温: 40~42℃
産卵数: 5~6個(1日おきに産卵)
ふ化日数: 18日(1日おきにふ化)
成 長: ふ化
1日目…羽毛は生えていません。
7日目…糞と尾羽に筆毛が生え、目が開きます。
21日目…羽毛の色が明確になります。
30日目…巣から顔を出します。
90日目…体格、羽毛、生活が親と同じになります。
特徴
オーストラリアでは普通に見られる野鳥で群れを作って生活をしています。
1840年頃ヨーロッパで飼い始められ、品種改良で多くの種類が作りだされました。
- 飼い方によっては、人の言葉をまねたり、人によく馴れて手のりをしたりするようになります。
- オスとメスはくちばしのつけ根にあるろう膜の色で見分けることができます。
- 青色のものがオスで、かっ色のものがメスですが、品種改良が進んだものの中には色が同じのものもあります。
- 色は青、黄、緑、白と様々です。
観察のポイント
- (鼻)
くちばしのつけ根にろう膜というふくらんだ部分があります。ろう膜の色が青いのでオス、かっ色がメスです。改良の進んだセキセイインコでは、ろう膜の色が同じものもあります。 - (くちばし)
小さい実や葉を食べるのに適しています。 - (足)
人でいえば、親指とくすり指が後ろ、人さし指と中指が前で止まり木に止まっています。 - (目)
目はまぶたの下から閉じます。 - (耳)
ないように見えますが、顔の横に羽で覆われた耳の穴があります。 - (羽)
黄色、緑色や青色などの美しい羽色があります。 - (ふんと尿)
総排泄口というところから、同時に排泄されます。