日本獣医師会から情報提供がありました。(2020.6.2掲載)

事務連絡・全文

全文の中から一部(下記のとおり)を紹介します。

報道発表資料
令和2年5月22日(金)

フィリピンからの入国後に狂犬病を発症した患者(輸入感染症例)について

令和2年5月19日、豊橋市内の医療機関から豊橋市保健所に狂犬病疑いの報告
があり、国立感染症研究所へ遺伝子検査を依頼したところ、5月22日に狂犬病ウ
イルス陽性であると連絡がありました。経過や遺伝子解析の結果から、フィリピン
で感染したと推定されます。
昭和32年(1957年)以降、日本国内で感染した狂犬病患者の発生はなく、
輸入感染症としては、平成18年(2006年)のフィリピンからの帰国後に発症
した事例が確認されています。
1 患者概要
居住地:豊橋市外
主症状:疼痛、不穏、発熱、恐水発作、異常興奮
咬傷歴:令和元年9月頃(フィリピンにて、左足首を犬に咬まれるも受診なし)
2 経過
2月14日(金) フィリピンから来日
5月11日(月) 足首の痛みあり
5月13日(水) 恐水症状、食欲不振、腰痛あり。
5月14日(木) 腹痛、嘔吐あり。
5月18日(月) 知人が自動車で自宅に迎えに行き、豊橋市内の医療機関を
受診。ICUへ入院
5月19日(火) 検体採取し、国立感染症研究所へ検査を依頼
5月22日(金) 国立感染症研究所から
「PCR検査の結果、狂犬病ウイルス遺伝子が検出された。
また、塩基配列を決定した結果、フィリピンで流行している
ウイルス配列と非常に高い相同性を示した」と連絡を受理
豊橋市内医療機関の医師から感染症発生届受理
3 感染経路
フィリピンで狂犬病に感染した犬に咬まれたことにより、狂犬病に感染したと
推定(本人周辺の方からの聞き取りでは、入国後に動物との接触歴はなし)